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憂と聖と過去と未来
【幼馴染 恋愛小説】

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憂と聖と過去と未来 2-3

食事中、こんな会話があった。

「憂、さっき佐山と何話してたの?」
「あたしも思ったー。あたし佐山って嫌いなんだよね。なんかすましてて」
「わかるわかるー」

所詮、女子同士の会話などこんな話が大半を占めるため、あたしは他人の小さな悪口など一々気にしていない。

「佐山さん、聖と付き合い始めたんだって」
あたしが玉子焼きを箸でつつきながらそう言うと、女子たちの表情が一変する。
「はぁ?マジ?」
「ってかさ、憂って篠塚くんと付き合ってんでしょ?」
「付き合ってないよ」
「うっそー!てっきり付き合ってると思ってた!」
「あたしも!いいの?憂、篠塚くんが他の女と付き合ってても。好きなんでしょ?」
「…あたしと聖は幼稚園から一緒だから、お互いのこと知りすぎて好きって感情ないのかも」
「えー!」
「きっと聖もそう思ってるからあたしと付き合ったりはしないんだと思うし、別に関係は崩れないかと思って」
「甘いよ!」
あたしがそう言った途端、一人の女子が鼻息を荒くして叫んだ。
幸い、ベランダにいるため他のクラスメイトにはばれていないようだ。

「憂はそう思ってても、絶対に篠塚くんは佐山を一番に考えるんだし、恋愛が絡むとそうそううまくいくわけないじゃん!」
「うん、たしかにそうよ。誰だって彼氏彼女は幼ななじみより大事なんだから」
「憂、あんた辛い思いすることになるよ?」
「…うーん」

まず、二人はそんな恋愛をしたことがあるのか、とつい突っ込みそうになったが、確かに一理あるので素直に意見を受け取った。

「でも、あたしも協力しちゃったしね」
「うそ、信じらんない!」
「ずっとあたしが聖を縛り付けるのもよくないって思ったし」
「憂って変わってるんだねー。あっさり佐山なんかと付き合う篠塚くんもだけど」
「あはは、たしかに」

あたしはばかにされても仕方ないのかもしれないが、聖のことを悪く言うのには腹が立ったのでそのあと返答はしなかった。


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