投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

シアワセサガシ
【幼馴染 恋愛小説】

シアワセサガシの最初へ シアワセサガシ 6 シアワセサガシ 8 シアワセサガシの最後へ

シアワセサガシ-7

「あっ奏、こぼした。肉もらい!」

「もう。じゃあ私この一番おっきいお肉」

「肉ばっかじゃなく野菜も食べろよ」

「食べてる」

「奏んとこだけ野菜ばっかじゃん。麺かと思ったらモヤシだし」

「麺もらい。…ふふ、おいしい」

「ああっ、そこ俺のテリトリーだぞ!」

「じゃあこうすればいいんだよ」

私は大皿を半周回した。

「ここ私のテリトリーね」

「か〜な〜で〜!」

─ねぇ

「あははっ」

─シアワセになる方法知ってる?

「あは、っはは」

─知らないの?

「奏?どうした?」

─じゃあ教えてあげるね

「は、ぅっ…」

─あのね

「…く…うっ」

私の瞳からは涙が零れた。
同時に頭の中には鮮明な映像が流れていた。
大聖が私の隣に移動して手を握った。
大聖の手、ちょっと冷たい。でも気持ちいい。

「泣きなよ、思いっきり」

「うッ…ぅあ〜〜ん!」

大聖は自分の胸に私の頭を押し付けた。
私も大聖の服を掴んで声を上げて泣いた。久しぶりに、泣いた。





「落ち着いた?」

囁くような優しい声が降ってきた。
大聖の胸に顔を埋めたまま私は頷いた。

「もう少しこうしてよっか」

また頷く。
大聖の腕の中はほんのり温かくて心が落ち着いていく。

「あのね、大聖」

「ん?」

「大聖は私を幸せにしてくれる?」

少し口ごもる。
大聖の困った顔が目に浮かぶ。


シアワセサガシの最初へ シアワセサガシ 6 シアワセサガシ 8 シアワセサガシの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前