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僕らの関係 プロローグ きっかけ
【学園物 官能小説】

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僕らの関係 プロローグ きっかけ-7

「ふわぁ!」

「あ、ゴメン痛かった?」

「痛くないけど、由香ちゃん、お願いやめて……僕、恥ずかしいよ」

 幸太が哀願するも、由香はやめるつもりが無いらしく、そのまま上下に扱き始める。

「そう、良かった。ね、幸太ちゃん、痛くなったら言ってね。やめるから……」

「うわ、はぁ……ん、はぁ……」

 幸太の身体から力が抜けるのを感じ、恵はようやく腕を放す。それでも彼が逃げないようにと手を握る。里奈もそれに倣い、もう片方の手を握る。

 前を出した男子の手を握る二人と、真ん中でそそ理立つものを握るという異様な光景。
 幸太は次第に夢なのではないかと思い始めていた。

 ――このままじゃいっちゃうよ。しかも由香ちゃんりっちゃん恵に見られながら……。ダメだよ、すごい恥ずかしいし、こんなことしたら嫌われちゃうよ……。

 身体の芯から全身に広がり始める淡い快感に打ち勝とうと、幸太は二人の手をぎゅっと握る。

「ん、痛いよコータ。どうしたの?」

「ん、ゴメン。だけど、由香ちゃんが……」

「私がどうしたの? やっぱり痛い?」

「違うよ。けど、もうダメ……、お願いもうヤメテ!」

 甲高い悲鳴を上げ、幸太は腰を退く。エビぞりになる彼が逃げ出そうとしたのだと解釈した恵はそれを捕まえようと、ズボンを掴む。するとバランスを崩した幸太はそのまま尻餅をついてしまう。

「痛いよ恵……」

「だって、コウが逃げようとするから……」

「違うよ。ねえお願い、見ないで……、こんなの見られたら恥ずかしくて僕……あ、あ、ああ!」

 由香の手淫が速度を増すと、幸太はぎゅっと目を瞑り、天井に舌を突き出し、身体を戦慄かせる。

「だ、だめぇ……」

 次の瞬間、捲れかけた包皮から顔を出す赤い部分の割れ目、鈴口から勢い良く白い液が飛び出る。

「キャッ!」

 由香は放物線を描くそれをかわしながらも、手を動かすことをやめない。

「うわ、すごい、初めて見る……これが射精……コウの射精」

「あ、やだ、見ないで……由香ちゃん……りっちゃん、離してよ、恵……僕……はぁ、あぁ……」

 腰を中心として沸き起こる刺激に、幸太は荒く早い呼吸になり、丸い瞳を歪な形にして眼前の女子から視線をそらす。

「わー、たくさん出てるよー。コータのオチ○チンビクビク震えてる……これって大丈夫なの? 痛くない? 身体に悪いことじゃないよね?」

 尿道を走る熱いモノ。恍惚が羞恥を上書きし、幸太の唇の端をだらしなく開かせる。


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