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未完成恋愛シンドローム
【同性愛♂ 官能小説】

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未完成恋愛シンドローム - 目覚め --18

―コタローがなにをしたいのか、さっぱり判らへん。
あれから気の遠くなるような15分が過ぎ、オレはトイレにうずくまっていた。
―こないだもいきなり押し倒されて・・・
ホルダーに掛かっているペーパーを巻き取っていき、
―今日かって、あいつの前で射精させられて・・
そのまま後ろを拭く。
―挙げ句の果てに、浣腸とか・・・
知らない間に涙が出て来ていた。
「なんやねん、もう」
哀しいから泣いてるのか、悔しいから泣いてるのかも判らない。
けど、いつまでも涙は止まらなかった。


「はぁ・・・」
立ち上がり、そのまま水を流す。
―いつまでも泣いててもしょうがないし、取り敢えず外出よ・・・。
そう思いながら足元を見ると、トランクスしか履いていないことに気付いた。
「・・・・」
―そういや、さっきアイツに脱がされたな確か・・。
ため息をつきながら、トランクスを履く。
―なんとかして服取り返そ・・。
そう思いながらドアノブに手を掛け、押し開くと―
「ーっ!!」
目の前にコタローが居た。
とっさにノブを引っ張り、閉めようとした瞬間、コタローの指がドアの隙間に入って来て―
「痛っ!」
そのまま挟まれた。
「ーっ」
思わずオレはドアノブから手を放してしまい―
「痛てて・・・」
ドアは開け放たれ、目の前にはコタローが居た。
「結構長い間入ってたな」
「・・・・来んな」
いけしゃあしゃあと勝手なことを言うコタローを、殺意と、ほんの少しだけ怯えの混ざった視線で睨み付ける。
「・・んな怖い顔せんといてや」
「・・・来んな」
苦笑いを浮かべるコタローを、警戒を全く解かないまま睨む。
「判った、行かへん」
「・・・・」
「けどそっから出やな、服ないから帰れへんで?」
「・・・・・」
悔しいけど事実だった。
「・・どないせえって?」
口を開いたのはオレだった。
「取り敢えず出よ」
「・・・・」
そういうコタローは、相変わらずドアの近くに居る。
「・・あんたが、も少し離れたら、出る」
睨み付けたまま言うと、諦めたのか、苦笑いを浮かべながらコタローが遠ざかる。
「・・・」
一瞬考えてから、外に出る。
「・・・・・」
コタローは居なかった。
―上、か?
そう思い、少しだけ警戒を解いた。
「・・・・」
―つか、手洗おう・・・
そのまま洗面所に行く。
水で手を濡らし、石鹸を泡立てながら思考を巡らせる。
―どうやってあの部屋から学ランとズボンを・・つか、ズボンがあれば、上はなんとでもなるからまずズボンを・・・
考えていると、いきなり後ろから引っ張られた。
「なっ・・・!?」
なにが起こったか掴めないまま風呂場に突き飛ばされる。
「お前っ・・・!!」
誰の仕業かと考えるまでもなく立ち上がろうとした瞬間、コタローが手に持った容器に入った液体を、オレに向かってかけた。
「なっ・・?!」
透明な『それ』は、水とは違って触るとヌルッとしていた。


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