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こーゆうのもアリなワケで…
【SM 官能小説】

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鮮やかに凛として-7

 千歳は遊佐子を抱き締め、西日の温もりをたっぷり身に蓄えたソファに遊佐子を促がした。

遊佐子は千歳の手を取り、ソファに腰を下ろした。

そして、しっかりと互いの身体を確認するように二人は抱擁を交わす。

千歳は遊佐子の髪をそっと撫でた。

頭のてっぺんにある団子にした髪の毛が邪魔だ。

本当はもっとしっかり頭もぎっとしたいのに……。

そんなことを考えながら千歳は遊佐子を抱き締め続けた。

鍵だってちゃんと掛けてるから、このままエッチなことだってしようと思えば出来るだろう。

でも、窓の外の牧歌的な午後の平和な学生達のざわめきが子守唄のように千歳の頭の中に響き、この場所で遊佐子に性行為をすることに抵抗を覚えさせられた。

キスをしていいのか、キスしたいんだけど、したら不味いようなそんな変な空気の中で千歳は遊佐子を強く抱きしめた。

まどろむ資料室の中。

千歳は遊佐子の匂いは花の匂いに似ているとぼんやりと思った。



  **続く**


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