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僕とあたしの夏の事件慕?
【幼馴染 官能小説】

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僕とあたしの夏の事件慕? 第四話 「取引」-10

 これってなんだっけ? 確かフェラチオとかいう、エッチなコトよね……本当にする人がいるんだ……。

 性行為の経験の無いあたしには、フェラチオという行為をアダルトビデオの中の演出だと思い込んでいた。しかし、目の前ではそれが実践されている。となると、これから二人がここですることは……。

「愛美、良くなってきたぞ……」

「ンハァ……はい、光栄です」

「褒美をやろう」

「ありがとうございます、真二様……」

 愛美さんは狸のものから口を離し、オシリを向けて四つんばいになる。
 これってやっぱりセックスだよね? でもなんで二人が……?
 あたしはいつの間にか目の前の行為の異常さを忘れ、見入ってしまう。

「おねだりを忘れておらんか?」

「……申し訳ありません」

 愛美さんは一旦中腰の姿勢になり、もぞもぞとパンツを脱ぐと再び四つん這いになる。そしてスカートをめくり上げると、あらわになった大陰唇を右手の人差し指と中指で開く。
 弱い明かりながらも、性器の奥が濡れそぼっているのが見えた。

「真二様、どうか私の……いやらしく涎をたらす、下のオクチに……その太い肉棒で栓をしてくださいませ」

 思わず耳を疑う台詞だけど、狸は満足そうにゆがんだ笑顔を作る。

「よしよし、これが欲しいか?」

 汚いオチンチンを何度も愛美さんの色白なオシリに打ちつけ、ペチペチと貧弱な音を立てる狸。なんだかお蕎麦屋さんとかにある置物の狸にそっくりだ。

「はい、欲しいです……焦らさないで、入れてください」

 狸が腰を引き寄せると、ズププと聞き覚えの無い音と共にオチンチンが愛美さんのアソコに挿入される。

「んく、ふぅ……、あ……ああーん……」
「ふんぐぅ……あぁぁ……っ!」

 愛美さんの嬌声が地下室いっぱいに響くと、狸も興奮したように息を荒げる。

「……フン、この淫乱メイドめ! いったい、何を仕込まれておったのか……」

「ンア、アフゥ、ヤ、ヤン……真二様の、熱くて、とっても、かたいですぅ……」

 まるで盛りのついた犬のように節操無く腰を前後させる狸と、突かれる度にはしたない声をもらす愛美さん。

 エッチって、こんなものなの……?

 お互いの秘部を打ち付け奇声を上げる行為は、たまに見るエッチなマンガのように互いを愛し合うものとは似ても似つかない。
 あたしはこれ以上この光景を見続けるては後々トラウマになりかねないと、そうそうに立ち去ることにする。

 ……アレ、なんで……?

 あたしは体に違和感を覚えた。太腿の付け根の辺りが、湿っている。触るとヌメリと指につき、弄ぶと納豆のように糸を引く。


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