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僕とあたしの夏の事件慕?
【幼馴染 官能小説】

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僕とあたしの夏の事件慕? 第一話 「お金持ちは色々タイヘン!」-16

「じゃあ、やっぱりここに……」



 慌てて口をつぐむ梓さんだけど時既に遅く、理恵さんは獲物を捕らえた狩人の目で歩み寄る。



「梓さん、あなたも遺言書が何処にあるか知らないのね?」



「……はい」



「じゃあ、何か手がかりは?」



「私も詳しくは……」



「あらら、皆さんおそろいで……」



 さらに女性が現れるけど、どうやら梓さんのお姉さんみたい。

 やはり姉妹らしくサラサラの髪が綺麗だけど、椿さんは腰に届くほど長い。

 目尻が垂れて、優しい印象が伺えるそれは、梓さんと対照的。ついでに言うと、椿さんの恰好も刺激的。

 フリルの付いたチュニックの胸元は誇るように谷間を覗かせ、ぴちぴちのショートパンツを纏う足は細く、代わりに形の良いオシリのラインを見せてくれる。

 つまり、梓さんには悪いけど、お姉さんはかなりスタイルが良い。



「丁度よかった姉さん。前に話してた私のお友達を紹介するわ。真琴君とオマケの澪」



「初めまして、葉月真琴です」



「香川澪です。……っていうかオマケってなによ」



「真琴さんに澪さんね。梓がいつもお世話になってます」



 にっこりと微笑む椿さんは優しそうなイメージがする。梓さんとはちょっと違うかも。



「それより姉さん、弁護士さんが来るなんて聞いてなかったわよ? 大事な事は私にもちゃんと教えてよ」



「え、でも……」



 椿さんは弁護士さん達を見て少し戸惑った様子。楓さんもなんか気まずそうにしてるけど気のせい?


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