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言ってくれなきゃ
【青春 恋愛小説】

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言ってみたけど-1

*HR前の2人*


「おはよ」

『はよ』

「どーしたん? なんかしんどそーやで?」

『そぉか? なんもないで』

「ならいいけど… 嘘つくんだけはあかんよ」

『はいはい わかってるって』


「そー言いつつも暁の顔色は悪くてあたしは心配やったけど、暁が何も言わないからそれ以上言わんようにした」





*昼休憩*


『やっと昼か はよ家帰りたいわ』

「やっぱしんどいんやろ?」

『違うから』

「はぁ ええけど…ご飯食べよ」

『なんか食欲ないから俺いいわ』

「えぇ!? いっつも気持ち悪いぐらい食べるのに!?」

『うん』


 コツン


「あっつ!! あたしのおでこ火傷するくらい熱いんやけど!!!」

『そんなことないって… ゴホッ 何、可愛いことしとんねんな』

「えぇっ 何言ってんの!?」

ドサッ

「暁!! しっかりして!! 暁ぃ!!!」


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