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言ってくれなきゃ
【青春 恋愛小説】

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言ってくれなきゃ-2

*公園で話してる2人*


「やっと2人きりや♪ 幸せ〜」

『そーですか』

「なんよその言い方!!」

『何がやねん うっさいな』

「…暁はなんにも思わんの?」

『別に』

「あっそ もうええわ」

『ん? どーした?』

「帰る」

『ちょっ、おい待てや!!』





*ケンカ中の2人の日曜日*


ピンポーン


「誰やねんな!うっさいな!!」

『よぉ』

「………」

ガチャッ

『ちょぉ閉めんなや!!』

「なんなん?」

『なんで怒ってんのさ?』

「なんでわからんの!!! 逆に聞くわ!!!」

『なんやねんその言い方は!! 腹立つ女やな!!!』

「逆ギレですか…なんでなんよ…」

『はっ?』

「暁はいっつもあたしが好きって言っても言ってくれへんやんか…」
『はぁ、なんやそんなこと』

「そんなことちゃうわ…あたしのことホンマに『じゃかしぃわ どアホ!! お前は俺が好きでもない女と一緒に帰ったりデートしたらすると思っとんのか!!』

「それは…」

『それにな、好きな女じゃなかったらわざわざ家にまで仲直りにこぉへんやろが

…知っとるやろ 俺が口下手なこと… 俺が恥ずかしがり屋なこと… 』

「ぐすっ 知っとる」

ギューッ


『じゃあなんも言うなや 好きじゃなかったらこんなことせぇへん  

これも知っとるやろ 俺が自己チューなこと』

「知っとる そこも全部大好きやねん」

『俺やって大好きや/// もう絶対言わんからな!!』

「うん…大好き」

『知っとる』


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