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放課後のY先生
【教師 官能小説】

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Y先生の憂鬱-3

「すみません…」

「私に謝る必要はありませんよ」

謝る言葉も言えなくなってしまったけど…
この冷静な男なら、何か解決策を見出だしてくれるのではないかという思いが頭を掠めた

…もちろん、具体的なことは言えないけれど


「あ、あの…高橋先生」

「なんでしょう?」

「少し、相談にのってもらえないでしょうか」

高橋は不思議そうな顔をして、椅子ごとこちらを向いた

「私で良ければ」

「あの…
ある人のことで頭がいっぱいになって、他のことが何も手につかなくなってしまったときはどうすれば…」

言いながら、妙な気分になった

あれ?これじゃまるで…

「恋の悩み…ですか?」

高橋が、至極冷静な顔で尋ねる

「えっ!あ、えーと私…」

ついしどろもどろになる

「すみません、余計な事を聞きましたね」

高橋の落ち着きが恨めしいような、ありがたいような…

「そうですね…詳しいことが分からないので、はっきりとは言えませんが…
その人と話をしてみてはどうですか?」

「えっ…」

ハルと、話を?!

「あくまでも、現状を改善することを第一目的とした場合の話ですが」

「あ、はい…」

「無理にとは言いませんが、原因が分かっているのならそれと向き合う以外に方法はないでしょう」

「そう…ですよね」

そうだよね…試験が近い大事な時期にいつまでもぼーっとしてられない!

「高橋先生!ありがとうございます
私、向き合ってみますっ」

善は急げ!
まだハルは校内に残っているはず…

ひらひらと手を振る高橋に頭を下げて、小走りに扉を開けてぱたん、と閉めた

「まったく…真面目過ぎるのも考えものですね」

今度は、高橋がため息をついた


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