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恋愛武勇伝
【純愛 恋愛小説】

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恋愛武勇伝 第三章 kazuko編-6

=証明=

kazukoの仲間内でさ、いろいろと話し合うらしいんだよ。
何をって・・、男の生理みたいなもんを、さ。
あんたらだってそうだろうがあ。
“抱きてぇ!
やりてぇ!”って、
いつも考えてるだろうが。
俺もさ、kazukoと付き合い始めて、三ヶ月ジャンか。
そろそろ、キメたいわけょお。
ビシッ!といかなきゃ、カッコつかねぇし。

実は、内緒だけど、俺まだ○○○なんだ。
いいじゃねぇか!
ちょっと遅れてるだけジャンか。
だから、この夏休みに、kazukoとって、考えてるんだけど・・

「証明して!」
「はあぁぁァ?
し、証明ったって・・どうすりゃ、いいんだよ。」
びっくりもんだ。
何を言い出すかと思ったら、“証明”と、くるんだもんな。
数学じゃあるまいし、どうするんだよ。

「何でもいいから、一つ約束して。
何かを止める、とか、逆に始めるとか。
とに角、あたしの為に、何かして!」
もう、真顔なんだ。
目ン玉なんかさ、ギラギラって感じなんだ。
少し俺、ヒビっちゃった。
で、つい
「う、うん。」って、答えちゃって。

そうは言ったものの、何を始めりゃいいのか・・。
止めるったって、あいつらみたいにタバコはやってねぇし、・・
「勉強でもいいょ。」
なんて、とんでもねぇよ!
今さら勉強したって、しょうがないジャンか。
高校でたら、即就職だかんナ。

あぁ、もう!
なんか、ねぇのかょお。
簡単に始められて、kazukoに、アピールできることわ。
人間の感情を証明するなんて、そもそもできるわけねぇじゃねぇか!
でも、なんかやんないと、kazukoやらしてくんないし。

まっ、いろいろ考えてさ、いろいろと、ね。
で、ね。
グッドアイデアが浮かんだよ。
俺って、頭いいジャン!

秋にょお、校内マラソン大会てのがあるわけ。
今まではかったるいから無視してたんだ。でもこれが最後でもあるしさ、出てやろうと思うわけ。
んでもって、ぶっちぎりの優勝ー!
テープの先にさ、kazukoが待ってるって、わけ。

実はね、夕んべ、夢見たの。
これは、神のお告げだね、きっと。
夕陽を背にしながらね、カッコ良く走る俺が居るわけ。
もう沿道の連中なんかさ、大興奮なわけょ。
「金メダルぅ!」
なんて、掛け声があっちこっちから飛んでくるの。
軽く手ぇなんか振っちゃってさ、俺。
んでもって、拳を何度も突き上げながら、テープを切るのよ。
それで、お定まりのタオル。
kazukoの持つタオルに飛び込みー、の筈が、masamiでやんの。
あの巨乳にさ、顔なんか埋めちゃってえ。気持ちいいーーー!


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