投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

殺人生活
【ミステリー その他小説】

殺人生活の最初へ 殺人生活 0 殺人生活 2 殺人生活の最後へ

殺人生活-1

プロローグ


『俺がこの学年のトップだよ。』
頭がいいだけでつけあがる奴がいる。大して他のことでは活躍できないくせに、こういう場面では自分の良さを強調する。しかし、決して自分一人の力ではなかった。しかも、彼はとてもいい方法で勝ち取ったとは言えない。それなのに、ここまで天狗になるのが腹立たしい。
そう、思うことしかできない自分に無力さを感じながら、俺は独房の中からいつか復讐してやると誓い、脱獄を試みるのだった。





ここはとある平穏な国の平穏な町。この町に住む仲良しの三人組、佐野英義、宮原勇太、樫本麗亜らは、とても頭が良かった。
これはこの前のテスト結果である。

佐野英義
〈国語〉83点
〈数学〉97点
〈英語〉79点
〈理科〉92点
〈社会〉80点
【合計】431点
【平均】86点

宮原勇太
〈国語〉96点
〈数学〉88点
〈英語〉99点
〈理科〉89点
〈社会〉94点
【合計】466点
【平均】93点

樫本麗亜
〈国語〉92点
〈数学〉83点
〈英語〉88点
〈理科〉79点
〈社会〉82点
【合計】424点
【平均】85点

三人共、常に400点以上はキープしており、毎回この三人が学年のトップスリーだった。
見ても分かるように、勇太が一番頭が良くいつも一位だった。残りの二位と三位の争いは、麗亜、英義。毎回そんな感じだった。
もちろん、三人共人間だ。苦手科目だってある。だから、他の教科に比べて少々衰えている。しかし、それでもトップクラスだ。たいていの人が勝てるような相手じゃない。
しかし、そんな頭のいい彼らも決して“完璧な”まじめではなかった。学校で生活するときはおとなしくするのだが、プライベートでは悪さばっかり。
警官に後ろからドロップキックしたり、その直後に拳銃を拾って「動くな。」とか言って脅してみたり、時には恐喝だってしてた。万引きも、暴力だってたまにするときもある。そんな連中だった。
決して穏和ではない彼らが、今日また何かしようとたくらんでいた。英義家に集まり、計画を練り始める。
『今日は楽しいことするぞっ!!』
勇太が張り切って言った。一番頭のいい勇太が一番悪いかもしれない。
『今日は、赤ちゃんさらって別の赤ちゃんと取っ替えようぜ!』
麗亜は残酷な発想が良く浮かぶもんだ、と感心してしまった自分がいた。
『それはかわいそうだろ。赤ちゃんだぞ。』
『良いじゃん、楽しそうだろ?』
俺が否定したにもかかわらず、麗亜はいっこうに聞かなかった。
『いいじゃん英義、今日は麗亜の好きにさせようぜ。』
しばらく考えてから諦めてこう言った。
『何か起きてもしらねえぞっ。』


殺人生活の最初へ 殺人生活 0 殺人生活 2 殺人生活の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前