夏の終わりに Last-7
部活も残り５日。私はいつものように部活を終えてモデルを務めていた。
「ホラッ、また乱れてるわよ」
「す、すいません…」
篠原の指摘に、私は慌ててポーズを取り直す。
「どうしちゃったの？ショウ君。５分と続かないじゃない」
「…すいません…」
篠原に叱責されるが、どうしても直らない。昨夜、太田の話を聞いて以来、私の心は乱れていた。
その思いが伝わったのだろうか、
「…いいわ。今日は止めましょう」
篠原は筆を置き、キャンバスに向かうのを諦めた。
「…すいません」
私は、彼女に不快な思いをさせた事に、ただ謝るしかなかった。
「気にしないで、ショウ君。そんな日も有るわよ」
篠原は、そう言って私に近寄ると胸に抱いてくれた。
柔らかな感触と甘い体臭が包み込む。それは、私の乱れた心を優しく癒してくれているように思えた。
「先生…」
彼女の優しさに甘え、私は口唇を重ねた。
「…う…ん…」
篠原の鼻から抜ける声に、欲情の心は高まる。
「ふぅ…ん…」
彼女の舌が私の中へと入ってくる。滑らかな動きに合わせようと私は、拙い舌を操ろうとした。
彼女の唾液を舐めすすり、彼女の吐息を吸うことで、私の心は益々、篠原をいとおしく思った。
シャツの中に手を入れてブラジャーをたくし上げる。豊満な乳房が大きく揺れた。
私は、篠原の乳房を両の手で包み、円を描くように揉んだ。時には強く、時には優しく、強弱をつけながら。
「…ふぅ…あぁ…ん…」
篠原の乳房が徐々に弾力を増し始めた。それに伴い絡める舌の動きが荒れていった。
口唇が離れた。お互いの口元が唾液で濡れている。
私は、篠原の胸に顔を埋めた。舌で舐め回し、強く吸いつき、軽く噛む。すべて彼女に教えられたままに。
時にはしがみ付き、時には身をのけ反らせる。その度々見せる彼女の反応に、私は喜びを感じていた。