投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『お宝は永久に眠る』
【ファンタジー 官能小説】

『お宝は永久に眠る』の最初へ 『お宝は永久に眠る』 4 『お宝は永久に眠る』 6 『お宝は永久に眠る』の最後へ

『お宝は永久に眠る』-5

 二年前のある日、メニールが有名になってジェイドの耳にその名前が飛び込んで来た時、彼女は自分を見限ったのだと思い込んでしまった。
 だから、慌ただしくも人一人に会えないほど時間の余裕がないわけでもないのに、三年も放ったらかしにした。顔を合わせるのが怖かったから。
 自分は本当に馬鹿。
「……だよな。でも、ここは待てそうにないみたいだが?」
「こ、こらッ! 人がせっかく浸っている時に、ことを先に進めるんじゃない!」
 はたまた時化た話も性に合わず、早々に話を入れ替えてしまう。
 白いケープの下から手を股間に沿わせると、シットリとした布の感触が指の神経に伝わってくる。
「いつから濡らしていたんだ?」
 愛液に濡れたインナーを弄びながら、意地悪く問いかけてみる。
「ヒッ……ジェイドが、来た時か、ら……だ」
 恥ずかしそうに目を逸らし、恥部を弄られる快感を必死に堪えようとする。
「やっぱり、お前は変態だな。想像だけでこんなに濡らすなんて、本能で男を貪るよりずっと性質が悪いぜ」
「そ、そんな、こと言わないで……。他の男とやってるところなんて、想像も、なヒッ――」
 普段は見せない女らしい言葉遣いと健気な台詞に、ついつい指に込める力を強くしてしまう。
 嬌声を上げながら弓なりに体を反らせるメニール。だが、嘲れば嘲るほど、痛めつければ痛めつけるほど、インナーを濡らす蜜の量が増えてくる。
 昔からそういう性格だったが、今更ながら実感する。
「お前、結構マゾッ気があるんだな」
「なっ、何を――」
「隠してもダメだ。下着の下からでも、もう手がビショビショだぞ」
 インナーの上から恥部に指を押し込み、反論を遮る。
 インナーでは吸い取りきれない蜜が指を伝い、掌に蜜の水溜りを作ってゆく。既に体に力が入らないのか、抵抗しようとする手が力なくジェイドの胸板を押す。
 今まで口に出さなかった分、それを正面から伝えられたことによって彼女の本性を曝け出してしまったようだ。
「あ、ふぅ……も、もう、だめぇ……が、我慢できないよぉ」
 情欲の高ぶったメニールは、自分でも何をしているのか分からない様子でジェイドの股間の一物に手を添える。
 そんな惚けた顔で懇願されては、ジェイドも応えぬわけにはいかない。
「前戯はいらなかったみたいだな。そろそろ、俺も我慢の限界だ」
「ちょうだい。ジェイドの……」
 僅かに残った理性が肉棒の名を呟くのを留めながらも、少しジェイドの体が離れたところで自らインナーをずらせる。
 自分で恥部の割れ目を押し広げながら、肉棒を受け入れる準備が整ったことを教えてくれた。
 そこへ、ロングパンツから飛び出した肉棒を押し付ける。
「ッ……何度も突き刺してやってるのに、相変わらず締まりの良い穴だな」
 徐々に肉棒を肉壷に押入れながら、蠢く膣の快感に耐える。
 亀頭まで押し込むと、まるで肉壁が生きているかのように肉棒を飲み込んでゆくのだ。
「入ってる。ジェイドのが、奥まで入ってきてるッ」
「もう少し緩めろよ。これじゃ動けないだろ」
「ちょうだい! もっと、奥までちょうだい! ジェイドのでグチャグチャにしてぇッ!」
 腰をストロークさせる度に、メニールの口から卑猥な言葉が吐き出される。
 それで気分が萎えるどころか、更に情欲が高ぶる辺りはジェイド自身もサディストの気があるようだ。
 グチュグチュと淫猥なメロディーがリズミカルに暗闇の中で響く。
「あっ、あっ。い、いぃ! もっと、もっと強く突いてぇッ」
「あぁ、壊れるぐらいに、突き刺してやるよ。この淫乱女め!」
「はいぃ、私は淫乱女です。マラで突かれて悦ぶ変態女ですぅッ!」
「認めやがったな。いったい、誰がこんな女にしたんだろうな。あぁ、俺か」
「そうです。私はご……い、イクゥッ」
「俺もだ。膣内(なか)に出すぞ」
 お互いで、外に響きかねないほどの嬌声を上げ、罵り、ついには達する。
 亀頭から噴出す白濁の精が、膣内を白く染め上げた。


『お宝は永久に眠る』の最初へ 『お宝は永久に眠る』 4 『お宝は永久に眠る』 6 『お宝は永久に眠る』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前