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電波天使と毒舌巫女の不可思議事件簿
【ファンタジー その他小説】

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電波天使と毒舌巫女の不可思議事件簿 ―文化祭編―-2

 アタシの名前は小林真琴〈こばやしまこと〉。神社の一人娘で、一応本物の巫女。しかしながら巫女装束はお盆と正月にしか着ないから、アルバイトとそれほど変わらないんだけどね。背が少し(これは本人談)低いのと、童顔が少しコンプレックスな、普通の(あくまで本人談)女子高生をしている。
 綿飴作りに食いついてるのは、姉ということになっている美由貴〈みゆき〉。見た目はむしろ眼が大きな、硬質な貌で整っているし、背もあってスレンダーだからちょっとしたモデルっぽいんだけど。でも中身はかなり子供っぽい、というか、精神薄弱っぽい、というか、ドラッグでラリってるっぽい感じの人。一言で言うと、ラリクルパー(造語)でもラリクルパーと呼ばれるのは本人は嬉しいらしいので、心の声だけで呼ぶようにしている。調子に乗るから。
 対外的には姉妹ということにしているけど、自分としてはスゴく不本意だ。
 じゃあ美由貴は何者かというと、なんとビックリ天使。と言っても美由貴の自称だから、もしかしたら違うかもしれない。
 だけど、これは未だに認めたくはないのだけれど、美由貴は普通の人間じゃ考えられないような能力(説明すると長くなるくらい色々持ってる)があり、目の前で羽根生やして空飛んだし、知り合ってから年とってる様子もないし、他にも様々な紆余曲折を経て美由貴は天使、まあ少なくとも人間じゃないと認めさせられた。ついでにどういう訳か自宅の神社に住むようになり、神社はリハビリ施設じゃないという自分の正当な主張は通らなかった。
 まあ、常識とかコミュニケーションがとれないけど、悪い性格でもないから、知り合いに見せたくないだけで、決して嫌い、なわけじゃないこともなくはない。
 ただ今日は流石に頭が痛い。今日は学校の文化祭で、美由貴が行きたいと駄々をこねだした。絶対嫌と言ったけど、一度言い出したら聞かない美由貴とアタシの勝負は、今美由貴が綿飴食べてることで結果が分かると思う。はぁ。


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