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スケッチ
【学園物 官能小説】

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スケッチ-6



全裸になると気持ちが良かった。
たぶん後にも先にもこの美術室で男女が2人素っ裸でいるようなことはないだろう。セックスなんて言うまでもない。
若干の背徳感を感じつつ、僕はカナをテーブルに押し倒した。
いや、僕の名誉のために言っておこう。押し倒したのではなく寝かせたのだ。
表面が凸凹してて、他に並ぶモノがないくらいボロっちいテーブルでも僕らにとっては初めてを過ごすベットである。
そこで改めてカナを見た。
ただでさえ小さいカナの胸は仰向けになったせいで、ほとんどぺったんこである。
でも、僕はそれを魅力的でないとは思わない。
それはネットや雑誌では感じることのできない、たしかなリアリティだった。
現実。
そう認識することで、カナはますます美しく彩られた。
「んっ……」
カナの胸元へ舌を伸ばす。
肌は甘味を思わせた。食べ出したら止まらない辺りがそっくりである。
「んっ……あっ」
肌に舌を這わせるだけ。ただその行為でカナは艶っぽい声を出す。
「意外にエッチなんだね、カナは」
そう言いつつ上目遣いでカナを伺うと、彼女は顔を真っ赤にした。
その姿に内心ほくそ笑み、僕は頂にちょこんと舌を伸ばす。
「ああっ!」
今度は思い切り口に含んでみる。
キャラメルのような固さが僕の舌先で転がる。
「んっああんっ!」
ひとしきり乳首でじゃれ合った後、僕は視線を下に移していく。
カナは何かを守るようにぴったりと脚を閉じている。
なるほど、ここを間近に見せるのにはまだ少しの抵抗があるらしい。
「脚開いて」
そう僕が言うと、カナは脚を震わせながらも徐々に開いていく。
その全容が露わになった。
僅かに茂る若草の下、一本の線が何に汚されることなく走っている。
そのさらに下には、たぶん一度も陽の目を浴びたこともないであろうアナルがひっそりと息づいている。
そこだけ若干色の異なるアナルは、臀部に突如咲いた花のようだった。
「あんまりジロジロ見ないでください」
蚊の鳴くような声でカナは言う。僕はそんなカナの姿に思わず頬がにやけてしまう。
恥じらうのはカナが純潔な何よりの証拠である。
それを僕はこれから貰い受ける。男としてこれ以上の幸せはあるだろうか。
「あんっ!」
秘部に優しく触れただけで、カナは電流が流れたかのように弓ぞりになる。ホントに感度が良い。
割れ目に沿って指を這わす。そうしていると、僕は1つの突起があることに気が付いた。
ほんの小さな豆のような突起である。何だろう。そう思い、軽く撫でてみた。
「ひゃんっ!」
今までとは比べモノにならないほど大きな声をカナはあげる。
どうやらここが一番の性感帯らしい。
今度はコリコリと指の腹で転がすように触れてみる。
「ひゃんっ!んあっ!や、……あんっ!……ダメです、…せんぱ……あっ!んおかしくなっちゃ…」
尚も撫でる。
表情を見ればカナの顔はまさに恍惚と言った様子。とろんと溶けそうな目にはもはや現実は写っていないのではないだろうか。


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