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「好奇心より強く」
【学園物 官能小説】

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知的好奇心にて-7



「笠井…あの…」

俺に構わず、笠井はのんきな顔で時計を見る

「あ、まだ5時だぁ。良かった」

「…笠井っごめん!」

微笑む笠井に向かって、勢いよく頭を下げた

「あんな風にするつもりじゃなかったんだけど…その、なんていうか、」

「齋藤、違うの」

「や、ほんとごめん…ってごめんじゃ済まないんだけど」

「齋藤!」

笠井の声に俺は言葉を止める

「はい?」

「…違うの、私が、その…」

笠井は何やらもごもごと口を動かした後、ポケットから空の小瓶を取り出して、手渡した

「?何これ」

「あ、その…い、インターネットで、私が…」

「…え?…
……ま、まさかこれ…」

大人のおくすり、ですか…?

「ご、ごめんなさいっ」

「だからかぁ…」

ここまで行動的だとは思わなかったなぁ…

「ひ、引いた?」

「え?いや、引かないけど…」

むしろ、俺が使いたかったっていうか…

「でも、なんで?」

「齋藤、いつも、我慢してるんじゃないかと思って。
 もっと、欲むき出し!って感じの齋藤も見てみたくて…」

むき出しっ…て!
そんなことになったら、本当に俺、何するか…

「別に俺は今のままで幸せだって」

「だって…」

不満そうな笠井に少し嬉しさの混じったため息をつくと共に…
…徐々に記憶が甦ってくる

「……あ!か、笠井っ」

「なに?」

「あの、俺…な、中で…?」

俺が青くなりながら尋ねると、笠井は首を横に振った

「…齋藤は、直前で、その、私のお腹の上に…出してくれた」

「…っはぁ〜良かったぁ」

一気に脱力。

「別に良かったのに…」

「馬鹿、出来たらどうするんだよ」

俺の言葉に、笠井は不思議そうに首を傾げる




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