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『風車』
【エッセイ/詩 その他小説】

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『風車』-1

『翅』

ヒラヒラと小さな翅をはためかせながら

黄色い翅を精一杯動かしながら

キミはどこへ行く?

捜し物を探しに行くのか?

だけど、キミに必要なものならここにある

ボクが持っている

だから、早く気付いてくれ

捜し物はすぐ近くにあるってことを……


『口癖』

あなたがいてくれたら、僕がここまで来れた。

あなたが支えてくれたから、僕がここまで歩むことが出来た。

あなたから教えてもらったこと。

それは走って明日へ駆け込んではいけないってこと。

ゆっくり歩いて、明日を迎えに行けってこと。

ゆっくり歩いた分、つらい思いもするかもしれない。

でも、つらい思いを越えた先には、必ず楽しいことがある。

それがあなたの口癖。


『螺旋』

ぐるぐる、ぐるぐる

永遠に周りながら上っていく

それは永い刻(じかん)によって創られた歴史のように

それは神の気紛れによって創られた生命のように

だが、それはただのメビウスの輪ではない

ただのクラインの壺ではない

ただ繰り返すだけではない

少しずつ進化しながら、たえまなく進歩していく

だからこそ、人は無限に上昇するメビウスの輪を

「螺旋」と呼ぶ


『虹』

雨上がりに架かる

七色に彩られた橋

本来一色の橋は誰かの気持ちが良いほうへと変わると色が増えていく

それは不幸から幸福になった証拠

苦しみが楽しさに変わった証拠

絶望が希望に変わった証拠

ネガティブからポジティブに変わった証拠

だから、キミも落ち込んだら

虹を見てほしい

必ず良いほうへと導いてくれるから……。


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