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『想いの捨て時』
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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『想いの捨て時』-1

到底、叶わない
想いの
捨て時が、
分からなくなって、


ひきずっても
ひきずっても


何も、変わらない。
何も、実らない。


あなたは、
会う度に、
あたしに、
冷めて。


あたしは、
会う度に、
夢から、
醒めて。


それなのに、
到底、叶わない
想いの、
捨て時は、
いつになっても、
やってこない。


時間が解決してくれる。

なんて、

中途半端な、

慰めは、

まるで、

溶けて、ドロドロに

なってゆく、

アイスクリームの様に、

醜悪。



一方通行の、

感情の果てが、

こんな、

場所なら、

始めから、

歩きたくなかった。


歩きたくなかった?


違う。
きっと、時を戻しても
結局、あたしは
あなたへと
迷わず、向かう。
迷わず、歩く。



なんて、愚か。



あなたに、
出会った事の意味、


あたしには、

まだ、

わかるようで、

わからないよ。


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