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「競泳水着が消えた日。・・・まるみえ?日本選手権」
【スポーツ 官能小説】

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「競泳水着が消えた日。・・・まるみえ?日本選手権」-2

それでも、禁止に踏み切ったのは、
「興行収益」を見込んでのことである。

 健康な女性アスリートの裸が見られるのなら、
男たちは金を出すという、自信があったのだ。

 現に、世界中に先駆けて10月に行われた
「新ルール」によるヨーロッパ選手権は、チケット代の平均が
600ユーロ(約¥100,000)と高額であるのにかかわらず、
会場は満員札止め状態。

 11月の全米OPENでも、500席のチケットが
ネットで3分間で売り切れ、その後オークションで
1枚$1,000のチケットが$10,000に達するものが出た。


 もちろん「新ルール」は、国内でも物議をかもし出した。

 日本国内では、
「新ルール」適用の競技会は、いつから行われるのか?
 参加女子選手は?
 チケットはいくらか? などなど・・・。

 TV局各社が、有力女子選手にインタビューするなど
大騒ぎとなった。

 この騒動を受け、日本水泳協会は、
マスコミの選手へのコンタクトを禁止し、女子選手の保護に努めた。
いたずらに騒がれると、
女子選手が萎縮し、大会に参加しない可能性があるからだ。

 それでも、美系で有名な注目選手数名が、
「脱がない。」宣言をしてしまった。

 これに対し日本水協は、「R18日本選手権」の開催を発表。
「脱がない。」宣言あるいは、不参加の対応策として、
R18日本選手権の「新ルール」での参加を、
春の「日本選手権」のエントリー条件とした。

 実質的に「R18日本選手権」で裸にならなければ、
現役続行の道が断たれるのだ。

 この影響で何人かの選手は、引退を発表した。

 彼女らは口々に「体力の限界。」とコメントしたが、
オリンピック直後は、現役続行を表明していただけに、
「今更、裸になりたくない。」が本音であることは
明白だった。




 そして・・・。

 きょう2009年1月11日、「新ルール」による「R18日本選手権」が、
辰巳東京プールで行われるのである。

 新ルール適用の試行大会のため、
観客なし、マスコミの完全シャットアウトの
措置がなされている。

 先に行われた、欧米での大会で、
「ポロリ」のハプニングが続出したからだ。

 また、日本水協は、萎縮しまくっている女子選手の
緊張をほぐすのに躍起になっていた。

 競技運営スタッフを、全て女性にする案が出た。
しかしこの案では、スタッフの人員が足りない。

 そこで、各都道府県の水協に、
特に品行方正で人格者たる男性スタッフを、
推薦させることとなった。

 主人公・山田利光は、神奈川県水協により推薦されたのである。

 山田は、横浜の名門私立女子高で教師をしており、
水泳部の顧問とコーチをしている。
 同僚教師、生徒、PTA、どのグループにも、
すこぶる評判が高い、まじめで熱心な教師だ。

 ところが、裏の顔があった。
 かなりの「競泳水着」マニアであったのだ。


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