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ーアイシテルー
【青春 恋愛小説】

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ーアイシテルー2-4

(あかん…)



しばらくたって
2人の唇が離れ、
銀色の糸が伝う。



トロンとした目で
恵は真士を見る。


「…ほんっまに
 理性トぶわ。」


「ぇ…?」


「これが天然やから
 始末におえん…」


「…ん、ふっ…!!」


再び深いキス


(!?)


気づけば、
真士の手は恵の
カッターシャツの中に
侵入してきていた。


(まてまてこらっ!!)


腕を制止しようとするが、
逆に両腕を頭上で
抑えられてしまった。


そのとき唇が離れ、
文句を言おうとした瞬間

「…嫌?」

先手をうたれた。


「…てか!…ないから」

「何が?」

「………っ胸が…」


「そんなん関係ない。
 好きやから全部
 知りたいねん…。」

真士は上目使いで
そんな言葉を吐く。


(そんな顔…反則やん)



恵はゆっくりうなずいた。


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