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桜の木の下で
【学園物 官能小説】

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桜の木の下で-23

サチと別れた帰り道。のんびり歩きながら先生にメールを送る。
「お仕事お疲れ様☆今日は金曜日、一緒にいられるかなぁ?」
平日は忙しいからなかなか先生と会えない。でも、だから週末は一緒にいられるよう頑張るからね、先生はそう約束してくれた。
「あ、桜。」
ふと見上げると桜がもう葉桜になりかけていて、少し残った花が葉っぱと一緒に夕焼けをバックにそよそよと揺れている。
だけど、あたしの心の中の桜は何年もの長い歳月をかけて蕾をつけ、今やっと咲いたのだ。
今見ている桜はやがて散る。だけど、あたしの心に咲いている遅咲きの桜はずっと、ずっと咲かせ続けていたいな。
あたしはもう一度ケータイを取り出し、急いでメールを一通送った。

「先生大好きっ!!」



fin


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