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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み5 〜MEMORIAL BIRTHDAY〜-7

「知りたいんだ」
 その美弥を引き寄せ、龍之介は言った。
「……頼む」
「…………怒らない?」
 しばらく躊躇ってから、美弥は質問する。
「……場合による」
「……仕方ないね」
 美弥はため息をついて立ち上がると、アルバムを持って来た。
「大阪に行った紘ちゃんとは、遠距離恋愛してた事になるのかな」
 美弥はアルバムをめくり始める。
「携帯は持ってなかったから、手紙とか、電話とか……とにかく連絡はしあってた」
 アルバムをめくる手が止まり、美弥は一枚の写真を指し示した。
「これは……」
 龍之介は、思わず呟く。
「紘ちゃんが、大阪から送って来た写真。捨てようかとも思ったんだけど……捨てられなくて」
 美弥の説明に、龍之介は頷いた。
 今は嫉妬でやきもきしている場合ではない。
 写真の中央に、まだ幼い紘平。
 紘平を取り巻くようにして、男女織り交ぜ十人程が写っている。
「この写真の一番ショックだったとこはね……ここ」
 美弥の指し示す箇所を、龍之介は凝視した。
 ピースサインをしつつ写っている紘平の隣にいるのは、女の子。
 控え目に微笑んでいるものの紘平にぴったりと寄り添い、地元に残している彼女に対する敵愾心がひしひしと感じられる。
「友達の姿を見せたいのは分かるけど……遠距離恋愛中の人に向かって、よりにもよってこんな写真送って来る事ないじゃない?」
「……確かに」
「せめて、『こいつはただの友達』の一言くらいは欲しかった。そうすれば、この時紘ちゃんを信じれた。けど現実には何のフォローもなくて、紘ちゃんはもう私に飽きたか遠距離恋愛に疲れたかで、こんな形で別れを突き付けてるんだって思った」
 美弥の口調が沈んだ。
「凄く泣いたよ?学校休んで、声も嗄して……」
「……」
「泣いて泣いて泣いた後、急に引っ越す事が決まって……まあ、同じ町内なんだけどね。私は、紘ちゃんに新しい住所を教えなかった。電話がかかって来ても、出なかった。紘ちゃんとはもう、それっきり……だからまさか戻って来てるなんて、全然知らなかった」
 龍之介は堪らず、美弥を抱き締める。
「つらい事、話させてごめん。でも、知っておきたかったから……」
「……うん。私もりゅうのつらいとこ知ってるし、これでおあいこ」
 抱き締められながら、美弥は微笑んだ。
「……怒らないでね?」
「怒らないよ」
 もしも怒るとしたら自分に対してだと、龍之介は思う。
 今も胸に残っているであろう苦い痛みを、無理矢理暴いてしまったのだから。
「……へへっ」
 美弥は照れ笑いをし、龍之介に体を預ける。
「何かスッキリしたら、眠くなっちゃった」
 それを聞いた龍之介は苦笑し、美弥をベッドの上に寝かせた。
「おやすみ」
 言って、唇に軽いキスを落とす。
「あ……ねぇ、一緒に寝ない?」
 龍之介の服を掴み、美弥は言った。
「寝るの?眠るの?」
 悪戯っぽい口調で、龍之介は尋ねる。
「どっちでもいいデスよ〜?」
 それに答えた美弥は龍之介の手を引き、ベッドに入るよう促した。
 抱かれて眠るのは安心感があるし、抱かれて寝るのは嬉しくて幸せである。
 どっちに転んでも、美弥に損はない。
 誘われた龍之介は美弥を抱いて寝たくなったが、家族がいるのに美弥を鳴かせる訳にもいかない。
 泣く泣く、龍之介は抱いて眠る事にした。
 皺にならないよう服を脱ぎ、トランクス一丁になる。
 龍之介がベッドに入ると、美弥は嬉しそうに擦り寄って来た。
「んふふ〜」
 龍之介の肌も、ぬくもりも、匂いも、全てが愛おしい。
「……離れたくないなぁ」
 美弥は呟き、龍之介の胸に唇を寄せる。
「み、美弥?」

 ちゅっ……

 美弥は龍之介の胸に、キスをした。
「……襲いたくなるんですけどぉ?」
 おどけた調子を装う龍之介の言葉に、美弥はくすくす笑う。
「私が襲っちゃ〜う」
 言うなり美弥は、龍之介の股間で萎れているモノを優しく擦り上げた。
「あっ……やめっ……!」
 龍之介は唸り、愛撫を止めさせようとする。
 だが美弥は一瞬早く、トランクスからへろっとしたそれを取り出した。

 ぱくっ

「はうっ!」
 いきなり肉棒を咥えられ、龍之介は呻く。
「あ、ち、ちょっ……!うふ、くぁ……!」
 あっという間に血液が流れ込んで勃起してしまうのを情けなく感じながら、龍之介は儚い抵抗を試みた。
「やめっ……なっ?」
 龍之介は美弥の頭を押して止めさせようとするが、美弥は首を振って拒否する。
「ん〜ん」
「親御さんがっ……う、くっ……!」

 ちううっ

 亀頭を吸い上げられ、龍之介は呻いた。
「んふ、ふ……」
 龍之介に早くその気になって欲しくて、美弥は勃起を舐めしゃぶる。
「ん〜」
「あぁもぉ……仕方ないなぁ」
 このまま無駄な抵抗を続けるより美弥を満足させる方が早いと判断し、龍之介は抱こうと決心した。


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