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「知ってますか?」
【悲恋 恋愛小説】

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「知ってますか?」-2

でもきっとあなたもつらかったよね?
だって前より優しくなってるんだもん。いつもはちょっかいばかりだしていたのに

気をつかってるのか、それとも私のことを思ってくれてるのか。
ただの同情かもしれない。

でも、知ってますか?
そんなあなただから私があなたを前より好きになってしまったことを。

大きな壁の向こうにいるあなたを。

見えない壁は簡単に越えられそうで、でもやっぱり大きな大きな壁でした。

それでも前より少しだけ距離が縮んだような気がするんだ。

でもね。
最初はそばにいられるだけでいいと思ったのに、
今はそばにいることのほうがつらいや。

どうか私にこれ以上優しくしないで。

同情はしないで。

付き合うことだけがすべてじゃないって言い聞かせるときもあった。

でも叶わないってわかってるのに好きでいることなんて、やっぱり苦しいだけだった。

報われない思いは自分で持ってみても重くてたまらない。

いつか笑顔であなたにお礼ができるまで。

今はゆっくり充電の時間だね。時は流れるし、時間が解決してくれると思う。

どうかあなたを好きになれたことを後悔しないで、前を向いて歩いていきたい。

あなたがいない世界で私はまっすぐ前を見られるように。

知ってましたか?

私はあなたに会うために生まれてきたことを…


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