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「人外の果て」
【近親相姦 官能小説】

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「人外の果て」前編-5

「…亮ちゃん。 ありがと…」

 亮はそう聞くと、ようやく右手を離した。

「頑張って勉強してこいよ。 帰りは家で待ってるからな」

「うん…」

 沙織里は笑顔を向けるとその場を離れ、バス中へと入っていった。 そして、窓際の席に立つと亮に向かって手を振った。

 応えて振り返す亮。

やがて、バスは再びクラクションをひとつ鳴らすと、ゆっくりとその場を走り出した。
亮はバスの後姿を見届けてから自宅へと道を戻って行った。




───


「ただいま〜っ!」

 夕方。 学校を終えた沙織里は、すぐに亮の待つ自宅へと帰り着くと、その日にあった学校での出来事を身振り手振りを混じえて細かく聞かせる。
 その明るい振る舞いや口調から、沙織里が立ち直りつつあると安心した亮だった。




───


「亮ちゃん。 おばさんは何時ごろ帰って来るの?」

 学校の話に飽きたのか、話題を変える沙織里。

「…そうだな… 後、 2時間は帰らないかな…」

 亮の答えに沙織里はしばらく考えると、

「だったらさ。 先にお風呂入ちゃわない?そうしたらゴハンの後、ゆっくり時間が取れるから…」

 そう言った顔は何かを企む表情だ。 そうとは知らず、沙織里の提案に亮はしばし考えると、

「そりゃ良い考えだな!」

 そう言って湯船にお湯を張り、入浴の準備を始めだした。

「沙織里。 お前、先に入るか?」

 亮の言葉に沙織里は口を尖らせる。

「エエ〜ッ、久々に一緒に入ろうよ」

「エッ、オレがか?」

 さすがに驚きの表情を見せる亮。 だが、当の沙織里はしごく真面目だ。

「良いじゃない。 久しぶりだし…」

 沙織里が小5 の時、永里子から〈一緒に入るな〉と言われ事を思い出す亮。 だから、それから 2年足らず一緒に入ったことはないが、

「…分かったよ。 今日だけだからな…」

 観念したように 2人でバスルームに向かう亮。 脱衣所で服を脱ぐ沙織里のに目がいってしまう。


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