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優しさ
【片思い 恋愛小説】

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優しさ-1

優しさが色分けされてたらいいのに。

特別なものと、そうじゃないもの。

目で見てわかればいいのにな。





だって、優しさは時に残酷。



泣いているときに隣にいてくれても

そばにいて、いつも話を聞いてくれても

あたしを、受け入れてくれても



その優しさは、あたしだけのものじゃない。

キミの一番は・・・あたしじゃない。



優しくされるたび、キミに心を奪われる。

もっと魅かれてしまう。





いっそ、突き放してくれればいいのに。

そうすれば、淡い期待なんて抱くこともなかったかもしれない。

でも

優しいキミは、そんなことできないんだよね。





それを知っていて傍にいるあたしは

ズルイのかな?



特別じゃないってわかってても、優しさを求めてしまうあたしは

バカなのかな?





それでも・・・

好きだから



好きだから、そばにいたい。

キミの優しさに触れていたいんだよ。


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