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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.7-5

「あっ、やん、…だめ、いっちゃう、啓介、いっちゃう」
両足を広げられる。不安定な状況、性感帯への刺激、秘肉をさらけ出した羞恥。英理子はあっと言う間に達してしまった。
きゅうきゅうと締め付け、沢山の蜜を湧き出させながら達する。
だが、啓介は休ませてくれない。
英理子を前傾姿勢にさせ、バックへと移行させる。後ろから突くと、悲鳴の様に喘ぎ声が大きくなった。
「っく、英理、……そろそろ、いい?」
啓介の声が低く響く。余裕のない苦しげな声は、英理子の子宮を熱くさせて蜜を滴らせる。
背中越しに感じる汗、熱、興奮。覆いかぶさるように後ろから貫く。
ぐちゅん、っちゅ、ずぷん、っちゅぷぷ…
貫く音。滴る音。掻き出す音。相手の身体も心も同化させる音。
耳の後ろに寄せられた熱い吐息に感化される。いったばかりなのに身体が走り出す。一緒に駆け抜けようと、一緒に弾けようと波が押し寄せる。
「やああっ、また、っあああん、、いく、っあ、ああああああっ」
「っく………俺も、、英理っっ」
心音が重なる。
胎内で弾ける音はほぼ同時で、崩れ落ちるその瞬間も気持ちいい。
荒い息を吐く。ごろりと転がって顔を合わせると自然と笑ってしまう。
「くっついててもいい、かな?」
あんなに激しくセックスした後だと言うのに、啓介は顔を真っ赤にして尋ねる。思わず英理子が笑ってしまうくらいの純朴な人だ。
「どうぞ」
クスクスと笑いながら両手を広げると、裕に三十センチ以上も違う啓介が、英理子の肩に頭を乗せて頬を寄せる。
甘くて、幸せすぎて、蕩けてしまいそうな。
視線が絡むとキスを繰り返し、手を差し延べると当然の様に指を絡めてくれる。頭を出せばやわやわと撫で、手を広げれば抱きしめてくれる。当たり前のようで一つ一つが愛しい。

そんなある日の話―――



「けーすけ、いるんだろー?」
裸で抱きしめ合ってた二人は、その声の主に驚いて急いで身支度を始める。
こんなタイミングに、と少し悔しさもあったが、玄関先で弟の名前を連呼する兄、鷲尾弘樹(ヒロキ)には敵わない。
「けーすけ、玄関開けて荷物下ろすの手伝ってくれ」
二階建ての鷲尾宅。一階玄関にて兄弟の談笑が聞こえる。幾度かのセックスに体力を消耗した英理子は、少し雄臭い布団に潜り込んで寝ることにした。
啓介の困った顔を見たかったのだ。自分から目を離すと拗ねちゃうんだから、そんなヤキモチにも似た小さな意地悪。

「けーすけ、………でな、……そうそう」
「やだよ、……はあ?………ちょ…」

だが、待っても待っても話は一向に切り上がる様子が無い。英理子は段々睡魔に勝てなくなっていた。
暖かい部屋、何度も愛されてダルイ体。そして啓介の匂いの染み込んだ布団。啓介に包み込まれてるような錯覚に、英理子は陥っていった―――――


足を大きく広げられるような感覚。あちこちを撫で回される感じ。
啓介だ、と英理子は目を閉じながら喜んだ。超が付くほどの奥手な啓介が自分から誘うなんて、英理子はうれしくて仕方なかった。
だが、

……ずぷぷぷぷぷぷ

雄芯が胎内に突き刺さる痛みに英理子は目を見開いた。
(……!!?こんなの啓介じゃ………)
優しく優しく体を解きほぐしてからの挿入、それか啓介のやり方だ。特に体の大きさが極端に違う英理子に対して、啓介はこれ以上無いほど気をかけてくれる。
そう、目の前にいるのは、啓介、じゃない。弘樹だ。


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