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out side
【教師 官能小説】

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out side #02〜間接〜-3

…――ガラガラガラ…

扉の開く音。


「おぉおーお前ら早いな〜」



突然人が入ってきた。
目をパッと開けて司を見ると、なんと!
那弥が目を瞑る寸前と同じ位置にストローが…。
つまりは、まだ未遂。

司は、入ってきた人間の方へ向き直り、立ち上がると
先ほどまで持っていた紙パックを
その方向も見ずに、紙パックを後ろ手で机の上に置いた。

「あ、末木先生! こんにちわ〜」
「生徒会長の久野に、そして…書記の……相沢か!
早くて感心だな!」

そんな談笑をしている隣で、何とも微妙な情けない顔をした那弥が紙パックを見つめていた。


(あー…期待損…しかも先輩なんて何気なくな感じだったし。
間接キスとか、そういう事は全く考えてない感じだったしなぁ〜
ホント幼稚だよねー間接キスを意識するとか……ハァ)




* * *



その後の会議中も、もちろん何だか無駄に損したような……
凹んだ気分で浮かない顔をしていた那弥。



そんな浮かない那弥を横目でちらりと見遣り、
くすりと静かに久野司が笑みを浮かべていたなんて那弥は知らない。


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