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秋と春か夏か冬
【学園物 恋愛小説】

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秋と春か夏か冬〜15話『いまさらだけどタイトル変だよね。気付けばもう15話だし…。まぁ愚痴ってみたけど、ここにいれる題名が浮かばなかっただけで本編とはなんら関係ありません。では15話どうぞ』〜-1

みなさん、どうも。秋津 恭介です。

香織と出会い、夏輝と再会(?)し、拓也とバスケ勝負をして古傷がうずく、そして痴漢に間違われ↓↓……などなど…最近は忙しい毎日だったなぁ。


しかし、ようやく静かな毎日に戻ってきた………うむ、平凡ってすばらしい…。

だが『一難去ってまた一難』と、昔の人はうまいこと言ったもので…

今にして思えば、平凡なんて言葉とは一番かけはなれた場所に、俺はいたんだろうなぁ…。


『激闘!野球大会編〜』


ある日の昼休み。夏輝の持ってきたチラシが原因でそれは始まる…。

「ねぇねぇ!これみんなで出ようよ♪」

夏輝がチラシを見せてくる。俺はそれを手にとり見てみた。

「なんか嫌な予感がするんだけど…草野球大会??」

「うん♪楽しそうじゃない?」

目をキラキラさせながら聞いてくる夏輝。

「みんなで出るんなら僕は良いですよ」

「夏輝ちゃんの頼みなら喜んで!」

「わ、わたしも……大丈夫…です」

賛成派の理緒、拓也、香織。

「めんどくせぇ…」

「ん〜わたしも少し嫌かなぁ…」

めずらしく意見の合う反対派の恭介と鈴音。

「え〜出ようよ〜。賞金と豪華商品も出るんだよ♪50万円と10人で行ける無料温泉宿泊券。鈴ちゃんも理緒くんと温泉……行きたいんじゃない?」

その言葉に揺さぶられる鈴音。

「よし…出るわよ恭介」

意見かわるの早すぎ…。

「てか絶対変だぞ。たかが町のイベントで豪華すぎる。なんかあるんじゃないのか?」

「そんなん関係ないわよ。勝てば良いんだから」

「野球経験者0のチームでか?」

「…負けるのが怖いの恭介?」

「なわけないだろ!」

「じゃぁ決まりね」

……しまった。

「とは言え…勝つならさすがに、少しは練習しないとですね……いつなんです?」

理緒が夏輝に聞く。

「えっとねー……今週の土曜だよ♪」

……って…

「「「明日じゃん!」」」

そこにいる全員がつっこんだ。


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