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純な彼女
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えっちな彼-2

「38.2度」



鳴りだした体温計を確認するなり、先生は落ち着いた溜め息をはいた。

わたしはその様子をぼんやりした思考のまま見つめる。



「しばらく安静にしていなさいね。先生、ちょっと事務室行ってくるから」



「はい…」



わたしが大人しくベッドに入ったのを見届けると、保健の先生は何だか重そうな書類を抱えながら部屋を出ていった。

保健室に一人になったわたしは大きく溜め息をはくと、掛け布団を抱きしめながら天井を見つめる。



「わたし…だめだなぁ…」



思わず独り言を呟いてしまう。

熱のせいか、わたしはいつにも増して弱気になっていた。

火照ったおでこに触れながら、ぼんやりした頭で考えてみる。

…わたし、今まで付き合うって、楽しいことばかりだと思ってた。

なのに実際は毎日緊張してしまって落ち着かなくて、メールの返事がいつもより少し遅いだけで飽きられてしまったんじゃないかって気が気じゃなくて。

友達はみんな彼氏がいて楽しそうなのに。

なぜかわたしは日が経つにつれて、不安が大きくなるんだ。

どうしてだろう。

やっと両想いになれて幸せいっぱいなはずなのに、どうしてわたしはこんな気持ちになっちゃうのかな…。





「おい、熱出したんだって?大丈夫か?」



そんな事を考えながら目を閉じようとしたその時。

突然ベッドのカーテンが開いたかと思うと、とつぜん遼くんが隙間から顔を出してきたものだから、わたしは心臓が飛び出るかと思った。


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