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いのち短し、××せよ少女!
【学園物 官能小説】

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いのち短し、××せよ少女!-8

『授業中に居眠りする癖に、どうして学校に来るんだ?』
『……た、単位が危ないから、です』
『ふうん……』
あたしの答えに、鼻を鳴らして黙り込む。
とにかく答えるのと次の質問との間が長い。凄く気まずい。
何回かの問答を終えた後、まあいいだろうという言葉がようやっと聞こえる。
しかし、あたしがほっと胸を撫で下ろしたのも束の間だ。
無言の拷問の後に待っているのは、快楽の拷問タイム。
つまり――北村とは南野と同じで、あたしとそういう関係なのだ。

「違うっていうのは、どういうことだ? お前は何を許して欲しいんだ?」
北村が指を太腿に滑らせた。
「手……ほどい……てぇッ!」
あたしの両手は、北村のネクタイで本棚に固定されていた。
「駄目だ」
北村の口の端に、少しだけ笑みが浮かんだ。
そして太腿に滑らせた指は、ゆっくりと動いて再びへそへ向かう。
あたしは堪らなくなって北村に懇願する。
「じゃあ……してってば……!」

――長い長い無言の拷問が終わった時、これで解放されるとはもちろん、思わなかった。
お互いに時間が取れなかったため、北村と二人切りになるのは久しぶり。
だから求め合うのは当然――なんだけど。
いきなり両手を封じられたかと思うと、甘いキスと共に秘所を弄られる。
『ああんッ! やッ、ああッ』
ショーツが湿ってくると直接中に手を入れて、あたしの甲高い声が枯れるくらい、激しく指を抜き差しする。
何度も二本の指でぐりゅ、と抉るようにされて、思わずイキそうになる。
こんなに激しくするのなんて珍しい、そう思っていたら。
『!?』
あと一回突かれたらイッちゃう――その瞬間に、北村は指をあたしの秘所から抜いた。
ちゅぷ、と音を立てて抜かれた指はいやらしくてらてらと濡れ光っていて。
北村が意地悪い笑みを浮かべ、愛液で濡れた指をあたしのシャツになすり付けるようにして拭いた。
そして、自分はどかりと椅子に座る。
『なッ……最後まで……してくれないとぉ……!』
もじもじと腿をすり合わせたくらいではどうにもならない。
後ろ手に固定されているから、本棚の角に秘所を擦り付けて快楽を得るなんてことも出来ない。
イキたくてイケないもどかしさに、あたしは泣き声になってしまう。
それでもこの冷たい男はあたしを見据えたまま、時折あたしの身体に指を滑らせるだけで、イカせてはくれない。

「………」
そして、また。
あたしの首筋にそっと指を添わせる。
つつ……と耳の裏をなぞって、冷たく笑う。
「前より感じやすくなったんじゃないか?」
そんなことない、なんて言葉を吐き出す前に、北村の唇にあたしの唇が重なる。
南野とは違う、丁寧なキス。
「んはッ……はむ……んッ」
あたしは必死で北村の唇を貪った。
「がっつくな」
唇を離し、あたしの唾液で塗れた口元がつり上がった。
北村は喉の奥で笑って、あたしの胸を鷲掴む。
「あんッ」
「遊び相手と頻繁にヤッてるのか――セックスの上手い男でもできたか」
冷笑し、ゆっくりと胸を揉みしだく。
言葉と行為にあたしの胸の鼓動が一層速くなった。
首を擦られるとぞわぞわと快感が背筋を上ってくる。


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