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いのち短し、××せよ少女!
【学園物 官能小説】

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いのち短し、××せよ少女!-6

「南野とする時って、いつもここだよね」
旧校舎近くにある、体育倉庫。
学校には体育倉庫が二つあって、こちらの旧校舎側倉庫には滅多に使われない道具や古いマット置き場として使われていた。
人が立ち入ることはほとんどない――つまり、ナニをするにはもってこいというわけだ。
「別のところがいいか? 屋上とか保健室とか」
自分から聞いておいて、南野の保健室という言葉に思わずぎくりとする。
「や……ははは」
誤魔化すように笑う。
「そ、そう言えばベッドでヤッたこと、あんまりないなぁって」
「ベッドじゃない方が燃えんだろ?」
にやりと笑って南野が言った。
まあ確かに、とあたしは頷く。
ベッドの上だって全然構わないけど、学校で制服着たままのセックスは凄く感じてしまう。
誰かに見つかるんじゃないか――そんな思いと、学校でイケナイことをしている後ろめたさが、あたしを昂らせている気がする。

「?」
そんなことを考えていると、南野が神妙な面持ちであたしを見つめていた。
疑問符を浮かべて首を傾げるあたしを、南野は後ろから抱きすくめる。
そしてあたしの首筋に自分の顎を添わせ、ぼそりと言った。
「なあ――東」
「ん?」
「ヤッてる時以外でも、名前で呼べよ」
その言葉に、あたしは俯いた。
「ん……」
反応の良くないあたしに、南野が少し苛立ったように言った。
「気のねー返事だな」
「前に、言ったじゃない。あたし、彼氏じゃない人は下の名前で呼ばないって」
「だから」
南野はがりがりと頭を掻いてから――
「付き合わねーか?」
そう言ってあたしの顎を引っ掴むと、後ろを向かせ、あたしの目を真っ直ぐに見る。
あたしはその真っ直ぐな目を見ていられなくて、思わず視線を逸らしてしまった。
「……そっか」
南野が残念そうに呟いて、あたしの身体に回した腕を緩めた。
ほっとすると同時に、妙な間が流れ、あたしは何か言わんと頭の中で必死に言葉を探す。
「それじゃ、さ」
沈黙を破ったのは南野の方だった。
再びあたしの身体を抱き寄せ、髪の毛を掻き上げる。
「もー一回」
「またぁ?」
苦笑し、呆れたようにあたしが言うと、南野がにっと笑う。
「貸し、忘れた?」
「……あれ以来まだ居眠りしてないよ」
「どーせまたすんだろ。先払いしとけ」
拒んだとしても、どうせあたしの答えなんて聞きはしないのは分かってる。
その証拠に、南野の右手は既にあたしの秘所へ伸びていた。


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