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ヴァンパイアプリンス
【ファンタジー 官能小説】

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ヴァンパイアプリンス6-3

「ん…」
「あ、起きた?」
「あ…れ?ココどこ?」気が付くと、月下は宏樹の部屋のベッドの上にいた。
「ココどこって…俺の家だよι図書館の帰りに寄ったでしょ?」
「あ…宏樹でかい…」
「は-?!何?熱でもあるの?」
宏樹は月下のおでこに手を当てる。
「熱はないよな…」
月下は宏樹の手を自分の唇まで下ろす。
「宏樹…」
「ん-?」
「夢…見てたのかも…。」
「どんな夢?」
「紗映子さんと-…ミニ宏樹に会った…」
「何それι」
月下は宏樹の手の平にちゅっとキスを落とした。
「私は宏樹のお嫁さんって言っちゃったんだ。」
「…なってくれるの?」
「うん。」
月下は宏樹の指を自分の指に絡ませる。
「宏樹の親公認なんだよ-。」
「夢の中だろ-?」
「夢だけど…。可愛かったよ、宏樹。」
「…嬉しくない…」
「ちょ-好き…」
「昔の俺が?」
「宏樹の過去も今も全部含めて…。宏樹が思うより…私、かなり宏樹の事好きだよ。」
「…!!」
宏樹は目を丸くした。
「本当-…?」
「んん。本当。」
握り合った二人の指には、シルバ-のペアリングが光る。
「…可愛いぞ、この野郎…」
「ほぇ?きゃ--!!」
―トサッ
宏樹は月下をベッドに倒した。
「…ねぇ、月下…。」
「ん-?」
「…もう一回…しよ?」
「えιさっき二回もしたじゃん!!」
「…ゴメンιそんなんじゃ全然足りないんだ…」
宏樹は月下の髪にキスを落とす。
「俺、絶対月下が思うより、月下の事愛してるもん。」
にッと宏樹は笑った。
「…そんな事言われたら…断れないじゃない…」
「断らないだろ?」
「…まぁね」
宏樹のキスがふってきて、月下は静かに目を閉じた。
「…宏樹…。」
唇が離れ、月下が目を開けると、宏樹はすでに月下のワイシャツのボタンを外し始めていた。
「ん-、何?」
「今日さぁ-、私がリ-ドしてもいい?」
「エ!?//」
「ね?イイでしょ??」
月下は宏樹の瞼にそっとキスを落とす。
「あの…月ッ」
「黙って…。宏樹はあたしに感じてくれればイイから…」
白く細い指が宏樹をじわじわと攻める。
「…痛かったら言ってね…」
月下は宏樹の股間に手を伸ばす。
「そんな事…イイよ…」
「したいの。」
「…//」
―ジ-ッ
「あんまり…ウマくないかもだけど…」
月下は宏樹の物に舌を這わせる。
「うわッ…」
ぬるぬるして、生暖かい感触に宏樹の体は震えた。
月下は物と触れるか触れないか、微妙な所で舌を這わせる。
「…固くなってきたよ。」
「あッ…うん…ッ。すご…気持ちイイ…」
月下はふっと笑って、宏樹の物を口に含む。
「はっ…あッ」
口内の中で、月下は舌を細かく動かした。
「あ…イイ…ッヤバイ…」
宏樹の足がガクガクと細やかに震え始める。
「月…ッ下」
宏樹の切な気な声で月下を呼び、そっと頭に触れた。
「も…イイ。月下の中でイきたい…」
「…ん。」
月下はパンツを下ろす。
「いくよ?」
月下は静かに宏樹の股間に月下を沈め始めた。
「入って…くッ」
月下は少し息を荒くし、小刻みに動く。
「く…うん。全部入ってるよ…」
「ど…やって動けばイイ…の?」
「月下が…気持ちイイように動いて…?」
「う…ん…」
月下は宏樹の首に腕を絡ませる。
「…宏樹ィ-…」
月下は切な気な声で宏樹を呼んだ。
「な…に?どうした?」
「あた…し、もう十分気持ちイイんだけど…」
「…あぁ〜なるほどね…」
「あたしの中…全部宏樹で…もうイきそう」
「交換する?」
「ん…宏樹がイかせて…」


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