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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み4 〜夏一夜〜-16

「はっあ……!」
 一際なまめかしい声を出すと、美弥は龍之介の上に倒れ込んだ。
 恨めしそうな目で、龍之介を見る。
「上になるって、言ったのにぃ……」
「はいはい。敏感過ぎる体を恨みましょうね」
 龍之介は笑って目線を受け流すと、美弥を組み敷いた。
 美弥に動いて貰うのは言うまでもなく気持ちいいのだが、龍之介としては自分が上の方が何となく落ち着く。
「あ……美弥、噛んで」
 龍之介は残しておいたタオルの端を、美弥に噛ませた。
 ホテルの壁の厚みが、信用できない。
 ましてや隣の部屋には山科と瀬里奈がいるはずなのだからなおさらである。
 龍之介は美弥が声を抑えられるよう、ゆっくりと動き始めた。
「はんっ……ん、ん、んーっ……!」
 美弥はタオルをしっかり噛み、声を抑える。
 声を抑えたためにいつも以上に絡み付いて来る秘道の中を、龍之介はたゆたった。
 途中タオル噛みを止めさせ、キスで唇を塞ぐ。
「ふむっ、むっ、ふうぅっ……!」
 深く唇を重ねると、美弥は龍之介の首に腕を回してしがみついて来た。
 舌を絡ませる度に、美弥の内部がきゅうっと締め上げて来る。
「はんん……ん、ふむぅ……!」
 しばらくキスをしてから再びタオルを噛ませ、龍之介はゆっくり動いた。
 思うように声を出せないのがどうにももどかしく、美弥は眉を歪ませる。
「はむ、むふ、うぅ……!」
 そんな美弥の気を知ってか知らずか、龍之介はゆっくりゆっくりと腰を使っていた。
 いつもなら美弥の反応を見て緩急をつけるのだが、今回ばかりはあまり激しい声を上げさせる事はできない。
「んんん……!」

 ぬぬぬぬぬっ……ぬぽっ

 あまりゆっくりだと加減が違うのか腰を引き過ぎ、肉棒が抜けてしまう。
「んん……!」
 美弥は腰を動かし、蕩け合っていた半身を追い掛けた。

 ずぷっ……ぬぷぅ

「んぐぅ……!」
 慌てず騒がず再び埋没していくと、肉襞が愛しげに纏わり付く。
 タオルを噛んで必死に声を堪える美弥の表情は、何となく嗜虐心をそそられた。
「美弥……」
 そそられた嗜虐心を打ち消すためにタオルを取り去り、龍之介はもう一度キスをする。
「んん、んー……!」
 キスに応えながら、美弥は切なそうな声を出した。
「っぷ……りゅう……」
「ん?」
 指を絡ませると、美弥の肩がひくりと動く。
「…………お願い……」
 美弥は控えめな声でそう呟いた。
「あんまゆっくりだと…………き、気持ちはいいんだけど……イけない……」
 美弥からの要望に、龍之介は微笑む。
 真っ赤な顔をしている少女にキスを落とすと、少年は激しく動いてみせた。
「……!」
 美弥は唇を噛み、声を殺す。
「これくらいでいい?」
「……ん」
 美弥がタオルを噛むのを確認し、龍之介は望む速度で動き始めた。
 肉棒に蜜の絡む淫猥な音とリズミカルに太股のぶつかる音とが耳に届く度、美弥はきゅうっと龍之介を締め上げる。
「っは……!」
 龍之介は息を吐き、腰の動きを加速させた。
「んんんんううぅっ!」
 急に動きが早くなったせいで、美弥はくぐもった声を上げる。
「んうぅう……!」
 美弥が不思議そうな呻き声を出すと、龍之介は申し訳なさそうな顔をした。
「ごめん、僕の方がイきそう」
 その一言で納得し、美弥は安心して身を委ねる。
「んふぅ、むぅ、う、うううっ……!!」
 だが動きを激しくされると美弥の方も感じてしまい、龍之介より先に達してしまった。
 ここ一番の激烈な締め付けへ元から興奮していた龍之介は逆らわず、美弥の中で何度も打ち震える。
「はぁ……」
 出した当人が驚く程に大量の精液を注ぎ込むと、龍之介はまだ痙攣している美弥をきつく抱き締めた。
 龍之介は痙攣が治まるまで待ち、額や頬に優しくキスを落とす。
 しばらくして美弥は、押し上げられていた忘我の境地から覚めた。
 ちぎりそうな程に噛み締めていたタオルをようやく口から取り、美弥は龍之介に抱き着く。
 美弥からの応答があると、龍之介は唇にキスを落とした。
「ん……」
 キスを続けながら、龍之介は勢いの衰えて来た肉棒を引き抜こうとする。
 美弥は龍之介の腰に足を回し、引き抜きを拒否した。
「美弥……」
「や……もうちょっと、このままでいて……」
 ため息をついた龍之介が引き抜きを止めると、美弥は龍之介へキスする。
 龍之介の心配も分かるのだが、美弥としてはたっぷり気持ち良くしてくれた龍之介の余韻をもう少し楽しみたい所だ。
 龍之介からすればこんな体勢をしていれば二度三度と美弥を鳴かせたくなるので、止めておきたいのだが。
「……ね」
「うん?」
「隣……聞こえて、ないよね?」
「……声を殺す努力はしたし、聞き耳でも立てられない限りは大丈夫でしょ」


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