投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

はるのいろ
【青春 恋愛小説】

はるのいろの最初へ はるのいろ 6 はるのいろ 8 はるのいろの最後へ

はるのいろ#2-3

「…よう。」



「あ、藤川くん。久しぶりー…かなっ?」



「会うのはな。」





「今日は先生に見つからないようにしなきゃねっ。」


「だからさっさとここから離れるぞ。」





そう言って彼は私の手を引いて歩き出した。





「ど、どこ行くのっ?」




彼は私の言葉には答えないで、無言でたくさんの自転車が路駐してあるところに来た。


自転車の他にはバイクもいくつかあって、彼はそのうちのひとつを慣れた手つきでエンジンをかけた。





「ほら、乗れ。」




「え!?」


「後ろに乗れっつってんのっ。」



「…私…バイクなんか乗ったことないから怖い…。」


「大丈夫だって。」





言われるがままにバイクに乗せられ、そのまま走り出した。


はるのいろの最初へ はるのいろ 6 はるのいろ 8 はるのいろの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前