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「別れ話をしよう」
【二次創作 恋愛小説】

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「別れ話をしよう」-3

[act.3]
ポッテリとした厚い唇。
黒くて艶やかな髪。
小さいけれど形のいい乳房。

次に君を奪うのはどんな男なんだろう。
他の誰かに渡したくないなんて思うのは僕のエゴでしかなく、嫉妬するのはただの我儘なんだけれど。



店の前で唇を重ねた。
最後の感触を味わう間もなく終わった別れのkiss。
もう、お互いに交わす言葉もなく背を向ける。

また巡り会うにはこの街は広すぎて。
都会の喧噪に呆気なくふたりの過ごした時間は飲み込まれた。
さっきまで隣にいたのに、君の背中があんなにも遠い。

あんなにも愛した女性(ひと)なのに。
ねぇ、どうして。
ねぇ、恋人…。

振り返ることもなく人混みに消えた君の背中。

ひとり残された僕は深呼吸をすると、新しい愛しい恋人の待つ家へと足を向ける。


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