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幸せの花
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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幸せの花-1

今までごめんね。


本当は、ずっと前の彼が忘れられなかったの。


きっとあなたは気付いていたのに、何も言わず私の傍にいてくれたね。


わたしが作った半熟卵を、ほんとは苦手なのに何も言わずに食べてくれてた。


飲み過ぎて酔っ払った私を、いつも介抱してくれた。


本当にたくさんお世話になったのに、裏切ってごめんなさい。


なんだかそんな自分が許せなくって、結局自分勝手に別れを告げてしまって。


恨まれて当然なのに、最後まで優しかった。


あのね。いつか、
『ごめんなさい。でもありがとう。嬉しかった。』
って、あなたに言いたいんだ。


いつも思うの。
ありがとう。自分勝手に思ってるだけなんだけど。



あなたと出会えて幸せでした。


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