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ヴァンパイアプリンス
【ファンタジー 官能小説】

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ヴァンパイアプリンス5-7

「今日の月下…ヤバイよ…」
「宏樹ッ…も…。いつもより…熱いッ…」
肉壁はすっぽりと宏樹自身を呑み込んだ。
「イったばかりだから…凄い絡み付くよ…」
「そ…?気持ち…イイ?」
月下はシーツをきゅっと握る。多分、これから宏樹が動く事を予想してだろう。
「うん…。超気持ちイイ…」
「フフッ…スポーツマンですかぁ?」
「俺はセックスも一つのスポーツだと考えてるよ?」
「その素晴らしく涼しい真面目な顔で言わないでよι」
月下は眉間に皺を寄せた。
「本気なのに…」
―ズンッ
「はぁんッ」
月下の乳房が宏樹の与える振動に揺れる。
「あッ…急になんて…ずるいぃ」
「スポーツは敵に隙を見せちゃ…いけないんだよ?」
やられた…と月下は小さく唸った。
「あッあッ……んッ」
月下の腹部に何とも言えない圧迫感。宏樹が入っている証拠だ。
「はッはぁッ…はぁ」
息を吐いては少し吸い、また息を吐いては吸うを繰り返す。
「宏樹ッ…」
月下は宏樹を見上げる。
「手…繋いで…。も…イきそうだからッ」
「う…ッん…俺も…そろそろヤバイ…」
宏樹は月下の手に、自分の手を絡ませる。
「イくよ…」
「んッ」
―ズンッ
「ッひッ…あぁ〜宏樹ッ宏樹ッ!!」
月下の脚がガクガクと震えた。
「月下ッ…」
イった直後の月下の肉壁は何とも言えない。予想出来ない程、規則性のない動きをした。
「くぁッ…」
宏樹も微妙な膣の動きに促されて、月下の中に全てを放出する。
「は…ッはッ…」
宏樹はトサッと月下の隣りに倒れ込んだ。
「宏樹…ッ」
横では軽く汗をかいた月下の顔。
「ん?」
宏樹は月下の柔らかい髪に触れる。
「今日も…凄く善かったよ…」
まだあがる息。月下は途絶え途絶え言った。
「気持ち…良かった。」
月下は髪に触れる宏樹の手を取り、そっと自分の頬に当てた。
「俺もだよ、月下…。月下ん中、凄く温かかった…」
「…す-す-(-_-)zzz」
「ん?あ…ι寝てる?」月下は宏樹の手を自分の頬に当てたまま、眠りの世界に入っていた。
「月下…」
「…ぬぇ?!…うん」
「え?!ι」
宏樹が月下にキスをしようとした時、月下は寝言を発した。
「宏樹…」
「お…俺が何?ι」
「でも…ね…好…きだよ…。」
「…//俺の事?夢の中でも…好きって言ってくれるのか…?」
この時、月下は夢を見ていたのだけど…その時の話はまた今度…

―…
「お邪魔しました-!!」
月下はペコッと宏樹の家に頭を下げた。
「月下、送ってく。」
「うん。はいっ」
元気よく出される右手。宏樹は優しく左手で包んだ。
「ね…」
「ん?」
月下は、う-んと唸る。
「あのね、今、一生懸命思い出してるんだけどね。あたし…やっぱり見たことないと思うんだよね。」
「何を?」
「宏樹の光る目。」
月下は考える時、上を向く癖がある。その視線の先に俺がいたら…イイ感じにうわめ使いだなぁなんて、そんな事を考えていたら、宏樹は月下と目があった。


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