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女王候。
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女王候。-3

本日の勤務も終了。
帰ろうと外に出る。が、大雨があたしを襲おうとする。
「何この雨…」
予報では心配なしと言ってたにも関わらず。
当然傘なんて持ってない。
濡れて帰るしかないか…。
「ちょっと…何してんの?もしかしてそのまま帰る気?」
「は?」
後ろから声をかけられて、振り返ると松田さんが立っていた。
「傘ないの?」
「忘れて…つーかいらないと思って」
「店のやつ使っていいのに。
まぁいいや。俺車だから乗ってきなよ」
「…お願いします」
あたしは何を期待しているんだろう。
この人に。


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