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滲む、景色。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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滲む、景色。-1

すれ違った
君の面影。

振り返るのは、僕。

女々しいと、また
叱られるだろうか?

あぁ。
でも、もう
君はいない。


雨の匂い。

ポストの赤。

滲む、景色。


泣いてるのは、空?


開けても、
閉じても、
君を映す
この、
不良品の両目を、

少しだけ、

恨むんだ。



ねぇ、また
僕に、
触れてよ。

じゃなきゃ、
壊れて、
溢れそうなんだ。

ねぇ、また
僕を
叱ってよ。

じゃなきゃ、
ずっと、
歩けないよ。


雨の匂い。

ポストの赤。

滲む、景色。



動けない
ままの、
僕。


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