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彼方
【エッセイ/詩 その他小説】

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彼方-1

雨が降ってる

視界がぼやけて
前がよく見えない
進むのが怖くなった

昔はもっと目の前が輝いてて
迷いなんてなかった
前に進むのが当たり前で
分かれ道が沢山あって
行きたい道が沢山あった

でも雨が降ったんだ

視界が霞むように霧がかかってきて
それに気付かないふりをして
ちっぽけなプライドを振りかざし
自分はもぅ子供じゃないって強がってた

もぅごまかせない

気付けば道はもぅ1つもなくて
自ら作るしかなくなってた
霧はもはや雨に変わり
僕の視界は歪んでく

やりたいこと
なりたいもの
僕の将来


いつの間に見失ってた?
いつから無くした?
沢山あったはずなのに
もっと輝いてたはずなのに
思い出せない


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