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独りよがり
【悲恋 恋愛小説】

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独りよがり-1

―なんであんな人と付き合ってるの?―

私の彼は今年で三十路。
…私は今年で16歳。
14歳の差。

彼の事を話せば否定される。
彼の事を話せば侮辱される。
誰も理解してくれない。

気安く侮辱しないで。
彼の事を知らないクセに。



私を見つめる優しい眼差し。
温かい手。眠る私を優しく撫でてくれる。
嬉しいと顔をぐしゃぐしゃにして笑う。私がふざけて髪のセットを崩すと一生懸命なおす。
私が怒っても優しく笑ってごめんねって言ってくれる。
私が甘えるとぎゅってしてくれる。
悲しくて泣いて腫れた目…絶対不細工なのに何度も可愛いってキスしてくれた…





誰にも理解されなくていい。
誰にも祝福されなくていい。
だって私たちの世界だもの。



私たちが幸せならいいよね?
結局大切なのは私たちの間の問題だけだもん。

周りの意見なんか関係ない。
周りにどう思われようと関係ない。

大事なのは、
貴方の意見、貴方にどう思われるか。

周りなんか関係ない。
彼だけが私を見ててくれればいいじゃない。

周りが陰口言おうと関係ない。
彼がどんな私も受けとめてくれれば。





周りなんて関係ない
最後に私たちの中に残るのは私たちだけだから。




私はあの人と幸せになる。


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