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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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高崎龍之介の悩み 〜女難〜-6

少し前に『理性がぶっ飛んでると思ったら遠慮なく張り倒して』と言われた事があったが、うつ伏せ状態ではどうやっても龍之介を遠慮なく張り倒す事など不可能である。
 体の方も龍之介の愛撫を受け入れてしまっていて、さっぱり力が入らない。
「あっ、嫌っ……!」
 腰骨にキスが降って来たため、美弥は体をよじって抗議した。
 だがそれは今の状態では、お尻のふりふり揺れ動く様を龍之介へ見せ付けている事に外ならない。
「うお〜〜〜っ!!堪らーーーんっ!!」
 案の定、龍之介のぶち切れに拍車をかけてしまう。
「りゅうの馬鹿あああっっ!!」
 美弥は叫んだが気持ちいいのは否めず、龍之介もまたそれを察していた。

 ずちゅっ……ぐぷぷうぅ……

「んあぁ……!」
 蜜壺へいきなり指二本を突き立てられ、美弥は嬌声を上げる。
 龍之介は中で指を折り曲げ、指の関節でGスポットをぐりぐり刺激した。
「馬鹿って何さ?ココ、こんなにぐちょぐちょに濡らしといて」
 折り曲げたままの指を、龍之介は中で激しく前後させる。
「やあっ、ああっ、ふあああああんっっ!!」
 ぐぽぐぽじゅぽじゅぽと鳥肌が立つ程に隠微な音がして、美弥の抵抗は脆くも崩れ去った。
「やめっ……あぁ、嫌ぁ……!」
 だが口の方はすぐには止まらず、獣化した龍之介へ哀願を投げ付ける。
「あっ、そう」
 それを聞いた龍之介は、ぴたりと愛撫を止めた。
「あっ……」
「嫌なんでしょ?美弥の嫌がる事はしたくないから、止めたよ」
 とは言うが、指は中に埋め込んだままである。
 そこから何ともじれったい快感が、体中に行き渡った。
 溢れた蜜は既に太股を滑り落ち、シーツに染みを作っているだろう。
 龍之介はそれを見て、美弥の状態に察しがついているはずだ。
 だが、何もしない。
 いつもなら美弥のして欲しい事を敏感に察知し、望む以上の快楽を与えてくれる龍之介が……理性がぶち切れて獣化すると、こんな風になる。
「い……い……て……」
 しばらくすると耐えられなくなって、美弥は切れ切れに呟いた。
 龍之介は、口元を意地悪い笑みで歪める。

 ぬりゅぬりゅぬりゅっ……ぬぷぷっ

 そして関節を当てていた箇所を何度か擦り上げると、指を抜いてしまった。
「あ……」
 抜指と一緒に溢れ出た大量の愛液が、会陰や太股を伝ってシーツに大きな染みを作る。
「何言ったか聞こえなかったし、感じちゃったから抵抗しないけど……嫌、なんでしょ?美弥が嫌だと思う以上それはレイプだから、止めとかないとね」
 指にたっぷりと絡んだ愛蜜を舐め取りながら、龍之介はそう言った。
 わざとやっているのは、分かり切っている。
 だが、体の切ない疼きはもはや自分では解消できない。
「嫌じゃない……から……続き、して……」
 龍之介が言わせたい事を、美弥は疼きに耐え兼ねて再び口にした。
「いい子だ……」

 ずぬぬぬぬぬぬぬぬっ!!

 龍之介が腰を持ち上げたかと思うと、肉棒が蜜壺の中へ一気に沈んで来た。
「かはっ……!!」
 あまり広げられていない秘道に長くて太いモノが遠慮も優しさもなく入り込んで来たので、美弥は悲鳴を上げる。
 龍之介はそのまま、激しく腰を打ち付け始めた。
「くぅあぁぁぁ!!」
 膣内の龍之介をきつく締め上げながら、美弥は乱れる。
 いつもと違った乱暴なSEXなのに感じてしまうのは、愛情と優しさの溢れるやり方を常に貪っているから、物珍しさで興奮しているのだろう。
 優しくても乱暴でも、どちらも『高崎龍之介』がしている行為なのだから。
「あああっ、りゅう、もっ……ふぁ、あ、だ、駄目ええぇ……!!」
 龍之介は美弥がイキそうなのを悟り、腰の動きを止める。
「まだイかせない」
「そんなっ……やぁっ……!」
 きゅちきゅちと肉棒を締め付け、美弥は龍之介を誘った。
「我慢して我慢して、乱れるとこを見せてよ」
 言いながら、龍之介は美弥の耳たぶを舌先で弄ぶ。
 ぴちゃぴちゃという粘着質の音が耳のすぐ傍で聞こえ、美弥はふるふると体をよじった。
「あ、あぁ……!ふ、あはぁ……!」
 龍之介は熱く硬いモノで膣内をぐちぐちと掻き混ぜつつ、うなじや肩に唇と舌とを這い回らせる。
「りゅうっ……イキたっ……イか、せてぇっ……!」
 美弥としては非常に我慢しがたい、イクまであと二〜三歩の所で焦らされているのだ。
 自然と、淫らな誘いは激しくなる。
「りゅうっ……お願っ……ねぇっ……!!」
「そんなにイキたい?」

 ずんっ!!

「――――!!!」
 いきなり子宮を突き上げられ、美弥の体がぶるぶると震えた。


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