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愛の反対語。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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愛の反対語。-1

愛情の反対語は、
憎しみじゃないんだよ。

誰かが、言った。

「無関心…。」

あたしは呟いた。


連絡はいつも、
あたしから。


彼はあたしに、
無関心。
そうよ。
合わせた体
無機質に響く、
快楽。


それでも、
必死に求めては、
いつも
同じとこ、
つまづく。


彼と同じ匂い。
彼と見た景色。
彼の好きな歌。
彼に似た後ろ姿。


世の中に、溢れる
『彼』を
振り返る要素。


勝ち目なんて
一つもなくて
だから、あたしは
彼に夢中で


そんな自分に
嫌気がさして


さよなら
すること
決めたんだ。


知ってるよ。
何食わぬ顔。
送信ボタン一押しで
君から
何食わぬ返信、受信。


弱いあたしが
顔、のぞかせては
そそのかす。


『負ければいい。』


何度も、
繰り返した
過ちを

もう
繰り返したくない。


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