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夢のお話です。
【悲恋 恋愛小説】

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夢のお話です。-1

高校3年生のとき少し興味を抱いた異性がいた。
でも、あまり異性と話すことは得意でないので何にもできなかった。
だけど、異性と話すのはほとんどその子で、いつのまにか『興味』が『好意』に変わった。
しかし、今までこんなに異性に『好意』を抱いたことがない自分は、その子に何にもできないまま夏休みに入った。
受験生と言うことで、勉強三昧な夏休み。
そして、2学期が始まった。
始業式の日、その子は来ていませんでした。
(どうしたんだろう)程度の心配しかしませんでした。
しかし、3日後にその子が病気で亡くなったと担任からクラスの生徒に伝えられました。
数日経ち、担任に詳しく聞いたら、「ずっと前からわかっていたことなんだ。でも、みんなには言わないでほしいと」
とても辛かった、悔しかった。
隣にいたのに気付くことが出来ないことが、好きだという気持ちを本音を伝えなかったことが。
すぐに墓参り行くことを決めた。
墓参りに行った友達に聞いた。
場所は県外。
それでも、伝えたいことがあったから。
電車の中、歩いてる最中知らない場所だけどどこにも興味を抱かなかった。
墓の前に着いた。
なにも言えなかった。伝えることができなかった。
そんな感じで30分ただ立って墓を見ていた。
これじゃまた後悔する、そう思ったから、18歳にして初めて告白をした。
「好きです。これからも」
言葉にするのは苦手でこんなことしか言えなかった。
もっと言いたいことがあったのに
でも本音を初めて伝えた。
もう後悔はない。
「さようなら。じゃあまたね」と、この場所をあとにした。


もう会えない。
だけど幽霊を初めて信じてみた。
だって、迷うことなく、好きなその子の墓の前に行けたから。
道案内をしてくれたんだと
俺がさびしくならないようにと一緒に歩いてくれたんだと。


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