投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

年上の事情。
【その他 恋愛小説】

年上の事情。の最初へ 年上の事情。 12 年上の事情。 14 年上の事情。の最後へ

年上の事情。‐3-4

片山は――あたしの7つも上である。彼の落ち着いた、大人の魅力にひかれていた。彼に釣り合おうと必死だった。

彼の異動が決まった時、あたしはひそかに仕事を辞める決意をしていた。彼について行こうと、彼と生きていこうと決めたのだ。

しかし、彼はあたしに別れを告げあっさりと1人で行ってしまった。


虚しかった。自分だけが必死でくやしかった。
それからあたしは辞めようと思った仕事に生きることに決めたのだ。


もう吹っ切れたはずだ。
広告部に戻ると片山がいる。きっともう普通の顔をして会えるはずなんだ。
1年半もたったんだ。

きっと、笑って――。


年上の事情。の最初へ 年上の事情。 12 年上の事情。 14 年上の事情。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前