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doll
【同性愛♀ 官能小説】

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doll W-4

 智花はあらがえない。背中から裕奈の胸が、正面から湊の胸が智花の身体を弄ぶ。
「ああっ。声出ちゃう。あたしだらしのない顔になっちゃってる。裕奈と湊のおっぱいあたってもう何にも考えられないよ。」
 智花の声はだんだんと力を失う。快楽に飲まれるまま、だらしのない声で喘いでいた。
「んっ。はあ。あたしも気持ち良くなってきちゃった。智花と一緒にあたしも気持ち良くなっているの」
 それは裕奈自身も例外ではない。鋭敏になった胸を智花に擦り付けるたび、裕奈も愛撫を受けているような感覚に陥っていた。

 静かな浴場がソープとなる。裕奈と湊の身体による愛撫。もちろん、智花はただ受けているだけ。無償の快感。智花はただ鳴けばいい。声を上げればいい。それがまた新たな快楽へとつながるのだから。終わらない永遠の輪廻。快楽は回る。

「湊。もっと。もっとあたしを擦って。」
 智花はもう何にも考えられなくなって、ただ本能的に湊を求める。
 湊からの返事は優しい口付け。湊の手が智花の首筋に回り、濡れた髪を掻き分ける。
 湊が掻き分けた先には智花のうなじがあらわれる。背中から抱きついていた裕奈の眼前に見えるそれは艶めかしくて。そのくせ智花自身の幼さの残る身体とのギャップが魅力的だった。
 ここまで比較的冷静だった裕奈は頭の中でたがが外れた音を確かに聞いた。
「はあっ、智花。あたしの智花。どう、あたしは気持ちいい?もっと喘いで。あたしの身体をもっと求めて」
 裕奈の勢いで智花は床に押し倒された。
「きゃあっ」
 裕奈と正面に対峙すると智花は仰向けにさせられる。逃げられないようにしっかりと裕奈は手首を押さえ付けた。
 もうそんなふうに縛り付けなくても智花は逃げるわけなかった。
「卑怯者。こんなにされたら裕奈が欲しくなるに決まっているじゃない。もうだめ何も考えられない。…好きにして。あたしを気持ちよくして。」
 智花の声が響く。こうでも言わないと身体の平静が保たれそうになかった。普段なら絶対口にしないような言葉。智花は顔を真っ赤に染めていた。

「わかったよ。あたしたちの智花のお願いだもん。あたしで気持ち良くなってね。智花がうれしいと、あたしもうれしいんだよ。」
 裕奈は智花の頬に唇で触れると、正面から自らの肢体を持って奉仕する。彼女の敏感になった乳首に何度も裕奈の胸が触れる。
「はああっ。裕奈のおっぱいとあたって。あたし敏感になっちゃってる。乳首がいいの。智花の乳首が勃起してる。おかしくなりそう。」
 人肌の温もりと、ソープの滑らかさによって彼女たちはいつのまにかお互いに抱き合っていた。
「裕奈。っうん?!ちゅっ。ちゅっ。ぷはっ」
 智子の口内に裕奈の舌が絡まる。乱暴に貪るように智花の舌を求めている裕奈。暖かな裕奈の舌の感触とともに流れ込む唾液が智花を侵食していく。
 押し倒されたまま智花は息をすることを忘れたかのように何度も何度も舌を絡める。
 溢れだした唾液は彼女の顔を汚していく。智花も裕衣もそんなことを気にしないで口付けを続ける。

 身体の疼きはおさまるどころか、高まるばかり。
「そんなに気持ちよさそうな声をあげちゃって。智花。下のお口もだらしなくなっているよ。」
 湊は智花の股の中に潜り、智花の陰唇からなぞるよう指を動かす。小さな菊花のすぼみ。既に熱くなっているそこを広げると、そのたびに智花は反応を見せた。
「はあう!?そこだめ。そんなふうに触られたら気持ち良すぎて変になっているから。」
 思いがけない愛撫に智花は喘ぎ声をあげる。その可愛らしい響きに湊の口元が緩む。
「へえ。智花ってお尻がいいんだ?こんなに可愛い声あげちゃってやらしいんだ。」

「そんな事あるわけないっ。そんな変態みたいなこと。あふっ。あっ。ああ」
 智花は必死な否定しているが、その上ずった口調を聞けば間違いなく感じていると分かる。


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