心見ることを試みる？-1
今日の僕が明日の僕に替わる前に、どうしても君に伝えたい言葉があるんだ。
そんなに長い言葉じゃないけど、軽いわけじゃないことをわかって欲しいな。
今までずっと隠したつもりだったけど、どうやら隠しきれてなかったんだね。
『声にして言えたらいいな』ってずっと思っていました。
僕が君から教わった、勇気の出し方を今君に。
少し時間がかかってしまったけども、伝えます。
昨日の僕が今日の僕になった頃に、もう少しで言えそうだった言葉がひとつ。
何気ない会話すら愛しいけれど、話しかけられない弱虫な僕が一人。
本当は隠すつもりなんだけど、なぜかな？本音が零れてしまう。
『君の側に、一番近くに僕がいますように』月を見つめて呟いた。
僕は君の為に何が出来るのかな？僕にはわからないよ。
君が笑ってくれるなら僕は、何にでもなることが出来る気がした。
僕より少しだけ、背の小さい君を。
僕は簡単に人混みの中から見つけ出せる。
誰よりも、誰よりも、君が好きなんて言えないけれど。
僕より君を見つめてる人は、他にはいないと思ってるんだ。
『君は今、誰を想い、誰を見てるの？』心の中で尋ねたんだけど…。
あまり口には出したくないけど、やっぱり僕は君が好きなんだ。
きっといつか、君にそう言いに行くよ。
君に聞こえるように、声にして伝えるから。
だからその時は、僕の言葉に答えてほしいな。
この気持ちを恋と呼ぼうなんて、誰が決めたのだろう？
気持ちを上手く言葉にするなんて、口下手の僕には辛いから。
『好き』って一言に、すべてをこめて伝えるね。
そしたら、君はきっと困るよね。
だけどそれは嘘じゃない、ありのままの僕だから。
優しく受け止めてくれたら僕は、君を愛してしまうでしょう。