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すき。きらい。すき。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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すき。きらい。すき。-1

きらいきらいきらい。

何度も思うのに、
やっぱり、
好き。


ずるいずるいずるい。

苦しい筈なのに、
そーいうトコも、
好き。



きらいきらいきらい。

ずるいずるいずるい。


どうして、君は、
あたしを、
チョキン、と、
切らないの?


都合よく、弄んで。
体よく、振り回して。
あたしは、
あなたの、
思うが、まま。

さよならなんて、
言えるわけない。

愛しいのか、
憎いのか、
区別がつかなくなって、
ベッドの中、
シーツの波、
感情は、あなたと、
溶けて、混ざりあった。

すき。


きらい。

花びらつまんで
堕としていく。

すき。


きらい。

最後のひとひら。
どこに堕ちる?


溢れた蜜の甘さ。

熟れた罪の苦さ。

嫌気がさすほど、

くせになる。


すき。
きらい。




すき。


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