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ハナウタ
【エッセイ/詩 その他小説】

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ハナウタ-1

風が吹く 花が咲く

道を行く<君>がいる

僕の笑う顔を見て

君はまた

少し笑う




伝えたいものは伝えられず

なんとなく季節を眺めていた


繰り返すだけのコトバたち
愛なんてものは逆さまに

ごめんね明日もし晴れたら

新しい靴で出掛けようか




見上げた空の真ん中に
瞬いた星がまたひとつ
流れる星はいないんだけど

思いきり目をとじて


「大切なものがある

守りたい人がいる

それだけで

生きていける」

今日も明日もその先もずっと変わらない

これが、僕の願い


生きることのその意味を

笑うことのその訳を

今を生きるこの意思を

僕の隣で君がくれる

涙が、止まらない

止まらないんだよ



伝えたいことを伝えるため

このうたを君に

この声を君に

きっと届けます




繰り返すだけのコトバより

大切なものは僕の中に

ありがとう明日また晴れたなら

新しい靴で出掛けようか





口笛は苦手だから

このうたをハナウタにして

届けるよ

そうさ僕の心は

いますぐに君の元へ

ららら…





fin


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